ジェナ・オルテガが、映画『ビートルジュース』の続編でリディアの娘を演じると明かした。
ジェナ・オルテガとウィノナ・ライダーが親子役!
ジェナ・オルテガは、映画『ビートルジュース』の続編となる『Beetlejuice Beetlejuice(原題)』に参加予定。今作への参加は、彼女の演技への情熱を再燃させたようだ。ジェナはシリーズに新登場し、前作から続投となるマイケル・キートン(ビートルジュース役)、ウィノナ・ライダー(リディア・ディーツ役)、キャサリン・オハラ(デリア・ディーツ役)らと共演する。
ジェナは『ビートルジュース』を「復活させることにワクワクした」と語る。その理由のひとつは、今作のゴシックな美学を2024年の若い観客に提供できることだそうだ。
Vanity Fair誌の取材に対応したオルテガ。彼女は「どれだけ明かしてもいいのかわからないけど、私(の役)はリディア・ディーツの娘だよ。それだけ明かしておくね」と彼女の役柄を明かした。
役の名前はアストリッド
「彼女は奇妙な人物。でも、違った意味で奇妙というか、予想されるような奇妙さではないと思う。リディア(ライダー)と私が演じるアストリッドの関係はとても重要だよ」。そう新キャラクターへの期待を持たせるオルテガ。
「また、リディアのこれまでの人生で何が起こったのかを補完する部分も多いから、リディアというキャラクターを愛する人々や、彼女を再び見ることを楽しみにしている人々にとって素敵なことだと思う」とウィノナ・ライダー演じるリディアのファンにも嬉しい作品であることを強調した。
『ビートルジュース』は続編にふさわしい作品
「現在のスタジオは、もちろん観客を引き付けたいと思ってる。観客を引き付けるためにはリブートや続編などをやらなきゃいけない。でも色々な物語がある中で『ビートルジュース』が復活することはすごく良いことだと思うよ。奇妙でヘンテコで不気味な物語を再訪することが、人々には必要だと思うから」と、今人々を惹きつけるのに今作が最適だと評価するオルテガ。
さらに「常にスマートフォンとともにある若い世代に対して、私たちは新たな芸術的でクリエイティブなアイデアを提供する必要がある。奇妙にすればするほど、多くの人々が見るようになるんじゃないかな。これは映画全体にとって大きな価値があるよね」とこのプロジェクトの価値を語った。
ジェナ・オルテガと「ウェンズデー」
彼女主演の「ウェンズデー」は、今もNetflixで最も視聴されているシリーズのひとつ。たしかに「奇妙でおかしな」世界観は多くの観客の心をつかんでいるようだ。今年後半、「ウェンズデー」シーズン2の撮影に戻る予定のオルテガ。彼女は先月、新シーズンの各エピソードがまるで映画全体のように感じられると予告していた。
「シーズン1では、ダンス回のようにビジュアルがとても目立つ回が一部あった。あの時はすごく特別な気分で、『プロムナイト』や『キャリー』のような気分だったよ」とオルテガは振り返る。続けて彼女は「私が今まで読んだシーズン2のエピソードは全部そう(目立つ回)なんだ。とても記憶に残るシーンや設定として独立してる。これが私が一番ワクワクしてるところだよ。8つのエピソードをそのようなものにできるなんて、私にとってとてもすばらしく、とても幸運なことだと思うな」と、さらにグレードアップしそうなシーズン2を誇った。
オルテガは「ウェンズデー」大ヒットで混乱する時期を経験したようだ。「2022年末にNetflixの『ウェンズデー』が記録的な成功を収め、一夜にして世界的なスーパースターになったことで、私は感情的にとても混乱したの」「何を言ったり、したりすべきか分からなかったんだ」と彼女は当時の困惑を振り返る。
そんなオルテガだが、『Beetlejuice Beetlejuice』撮影中に俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキがハリウッドを停滞させたことで、必要な休息と見方を得ることができたと感じているそうだ。
「醜いこと、素敵なこと、極限状態まですべてを目撃しながら、12年も同じ仕事を楽しんでいるなんて、すばらしいよね」とオルテガは12年間の俳優業を噛み締めていた。
「ビートルジュース ビートルジュース」は9月6日に全米公開。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。