テイラー・スウィフトとサブリナ・カーペンターが、「THE ERAS TOUR」シドニー公演でデュエットを披露した。
「THE ERAS TOUR(ジ・エラズ・ツアー)」シドニー公演にて、テイラー・スウィフトがサブリナ・カーペンターとともにピアノ弾き語りを披露した。
シドニー公演初日、開始予定時間の天候は雷雨。天候による開始時間の遅延は公演に影響を及ぼした。オープニングアクトとしてツアーに参加しているサブリナ・カーペンター。しかしやむを得ず彼女のパフォーマンスはカットされることになった。これにはサブリナファンも落胆したことだろう。
しかしその代わり、当日参加していたファンは特別な瞬間を目撃することができた。それがふたりのデュエットだ。「THE ERAS TOUR」には固定セットリスト以外に、既存楽曲をアコースティック・バージョンで披露する“サプライズソング”パートがある。そのコーナーで、テイラーはサブリナをゲストとしてステージに招いたのだ。
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【動画】テイラー・スウィフト×サブリナ・カーペンターのデュエット
ピアノに並んで腰かけたふたり。披露したのはテイラーの初期のヒット曲「White Horse」だ。そしてそのまま2020年のアルバム「evermore」収録曲「coney island」と織り交ぜたメドレーとなった。
パフォーマンス前に、ふたりは、メドレーが誕生した経緯について語った。テイラーはサブリナがある日「(子供の頃の)とても大切な曲がある」と言ったと振り返る。それが「White Horse」だ。
サブリナは「誰かがこのカバーを調べたら、本当に、本当にいやだな(笑)。でも調べるんだろうね…9歳のとき、私が初めて覚えて歌った曲が『White Horse』だったんだ」。そう、自身にとって思い入れのある1曲を“ご本人”と歌える現実を喜んだ。
【動画】幼いサブリナによる「White Horse」歌唱
過去にサブリナは「Picture to Burn」をカバーしたことも
サブリナ、インスタで大喜び
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24日、サブリナはInstagram(インスタグラム)を更新。「『White Horse』を歌っていた9歳のサブリナは、こんなヤバいことが起きるなんて思ってなかったよ! 愛するテイラー、すごくすごくすごく大好きだよ。これまでもこれからもずっとね」と感動していた。
恋人に向けた「Karma」の替え歌
さらにシドニー公演では、テイラーは替え歌も行った。「Karma」の歌詞を一部変え、「Karma is the guy on the Chiefs(カルマはチーフスの男)」と歌ったのだ。これはもちろん、トラヴィス・ケルシーのこと。スーパーボウルで優勝したことも記憶に新しい、アメリカン・フットボールチーム「カンザスシティ・チーフス」の選手で、テイラーの恋人だ。(この日はケルシーもコンサートを観に来ていた。以前アルゼンチンでもケルシーが観に来た際に同じ替え歌を行っている。)
ニュー・アルバムのボーナストラック発表も
そして最後にテイラーは、4月リリース予定のアルバムについて発表を行った。
アルバム「The Tortured Poets Department」にはいくつかのエディションが存在し、まず最初に発表されたオリジナル版のアルバムではボーナストラック「The Manuscript(ザ・マニュスクリプト)」が収録されると発表されている。次に、過去の公演での発表では異なるエディションに「The Bolter(ザ・ボルター)」という楽曲が収録されることが発表された。そして今回の公演で、さらなる別エディションがあることを発表したテイラー。このエディションには「The Albatross(ジ・アルバトロス)」というボーナストラックが収録されるそうだ。
「The Tortured Poets Department」は、4月19日にリリース予定。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。