ハピネットファントム・スタジオ×A24作品『パスト ライブス/再会』と『関心領域』の先行上映イベントが3月10日(日)に決定した。
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を生み出した米国A24と『パラサイト 半地下の家族』を配給した韓国CJ ENMが初の共同製作で贈る注目作『パスト ライブス/再会』が4月5日(金)より、また、同じくA24が製作したジョナサン・グレイザー監督最新作『関心領域』が5月24日(金)よりそれぞれ全国公開。
『パスト ライブス/再会』
『パスト ライブス/再会』は、ソウルで初恋に落ちた幼なじみのふたりが、24年後の36歳、NYで再会する7日間を描くラブストーリー。
物語のキーワードは「運命」の意味で使う韓国の言葉“縁—イニョン—”。見知らぬ人とすれ違った時、袖が偶然触れるのは、前世(PAST LIVES)で何かの“縁”があったから。久しぶりに顔を合わせたふたりは、NYの街を歩きながらこれまでの互いの人生について語り合い、過去自分たちが「選ばなかった道」に想いを馳せる。「もしもあの時、あなたとの未来を選んでいたら—」。
この再会の結末に、美しくも切ない涙が溢れ出す――。映画史に刻まれる新たな傑作だ。
メガホンを取るのは、本作で長編映画監督デビューを飾ったセリーヌ・ソン。5部門にノミネートされたゴールデングローブ賞では、外国語映画賞や作品賞(ドラマ部門)のほか主演のグレタ・リーを女優部門(ドラマ)に押し上げただけでなく、監督賞と脚本賞にはセリーヌ・ソンの名前が踊った。
『バービー』のグレタ・ガーウィグや『哀れなるものたち』のヨルゴス・ランティモス、『オッペンハイマー』のクリストファー・ノーラン、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』のマーティン・スコセッシなど、映画界を代表するような名匠たちの名前が並ぶ中、彗星の如く現れたフレッシュな才能だ。
『関心領域』
『関心領域』は、イギリスの作家マーティン・エイミスの同名小説を原案に、『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』のジョナサン・グレイザー監督が10年もの歳月をかけて映画化した作品。
製作は、『パスト ライブス/再会』と同じく昨年度のアカデミー賞で作品賞ほか最多7部門を受賞した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』など多くの話題作を手がけ、近年の賞レースを席巻している映画スタジオ・A24。
初お披露目となった第76回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞して以来、トロント映画批評家協会賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞、全米映画批評家協会賞など数々の映画賞に輝き、第81回ゴールデングローブ賞では作品賞(ドラマ部門)ほか3部門にノミネート、第77回英国アカデミー賞では英国作品賞、外国語映画賞、音響賞を受賞している。
原題でもある《The Zone of Interest(関心領域)》とは、第二次世界大戦中、ナチス親衛隊がポーランド・オシフィエンチム郊外にあるアウシュビッツ強制収容所群を取り囲む40平方キロメートルの地域を表現するために使った言葉。
映画では、アウシュビッツ強制収容所と壁一枚隔てた屋敷に住む収容所の所長とその家族の暮らしが描かれる。
注目の2作が先行上映
日本時間3月11日(月)に米・ロサンゼルスにて行われる第96回アカデミー賞で、『パスト ライブス/再会』は作品賞、脚本賞の2部門に、また『関心領域』は作品賞、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞、音響賞の5部門にそれぞれのノミネートを果たしている。
そして今回、世界最高峰の映画賞であるアカデミー賞の開催前夜に、A24が製作に携わり、ハピネットファントム・スタジオが配給する上記2作品、東京・大阪での先行上映が決定した。一夜限りのスペシャルな上映となる。
毎年世界中の映画ファンが固唾をのんで見守るアカデミー賞授賞式。どの作品がオスカーに輝くのか期待度がMAXに高まるタイミングで、公開前に両作品を劇場の大きなスクリーンで観られるチャンスだ。
ハピネットファントム・スタジオ × A24第96回アカデミー賞授賞式直前『パスト ライブス/再会』『関心領域』特別先行上映イベント 概要
日程:3月10日(日)19:00~の回
※本編上映前に、立田敦子氏、平井伊都子氏によるトークを上映予定
鑑賞料金:一律 2,000 円(税込)
※特別興行のため、ムビチケカード、各種割引・各種招待券は使用不可。
チケット販売:各劇場HP参照。
上映劇場
『パスト ライブス/再会』
東京:TOHO シネマズ 日比谷、TOHO シネマズ 新宿、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下、TOHO シネマズ 池袋
大阪:TOHO シネマズ 梅田、TOHO シネマズ なんば
『関心領域』
東京:新宿ピカデリー、TOHO シネマズ シャンテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、グランドシネマサンシャイン 池袋
大阪:大阪ステーションシティシネマ、なんばパークスシネマ
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