フィン・ウルフハードが、映画撮影中に実際に強盗事件に遭遇したと明かした。
YouTube番組「Hot Ones」に出演したフィン・ウルフハード。彼が衝撃の体験談を語った。なんと自身が監督した短編コメディ映画『Night Shifts(原題)』の撮影中に、“本物の強盗”の襲撃を受けたというのだ。
「現実の話なんだけど、僕らが強盗シーンを撮影しているとき、偽の銃を作ったひとりの男性が入ってきたんだ」と説明するウルフハード。続けて彼は「偽の銃を振りかざして入ってきた彼に対して、強盗を演じていたアートゥン(・ナザレス)も偽の銃を向け返し、お互いに偽の銃を向け合って膠着(こうちゃく)状態になったんだ」と、緊迫の出来事を振り返った。
続く説明によると「その後、男性は去っていったんだけど、僕はすっかり撮影に夢中になっていたから『なんだったんだ…まあよし、じゃあ撮影を続けようか』って感じだった。皆には『いやいや!今イカれたことが起きてたよ!?』とつっこまれたけどね(笑)」と、なんとか事なきを得た様子。極度の集中状態だった彼は、周囲も驚かせたようだ。
「ストレンジャー・シングス」初期を振り返るウルフハード
「Hot Ones」でウルフハードはさらに、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」の撮影初期を振り返る。ウルフハードは同作でマイク役を演じており、主人公グループの中心的存在だ。
しかし、撮影初期のフィンは当時12歳。彼は自分が何をしているのかあまり理解していなかった。
「当時、僕は自分が何をしているのかわからなかったんだ。それは本当に多くの面で僕の助けになったと思うよ。そして、人は年齢を重ねるにつれて、より自己中心的になっていく」。そう、新人だった当時を振り返るウルフハード。
「人はどんどん頭でっかちになっていく。当時から多くのことを学んできたとは明らかに思うけど、(今も当時の)無邪気さが少し欲しいと思ってるよ」と、彼は初心に帰りたい気持ちを明かした。
「ストレンジャー・シングス」最終章となるシーズン5は現在製作中。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。