映画『HOW TO BLOW UP』が6月14日(金) より日本公開決定。
『パラサイト 半地下の家族』『燃ゆる女の肖像』のNEONが配給し、エドガー・ライトやデヴィッド・ロウリーなど新進気鋭の監督達が絶賛!環境アクティビストたちの命懸けの石油パイプライン爆破を描き、FBIが「テロを助⻑する」と警告した注目作「How to Blow Up a Pipeline(原題)」が、『HOW TO BLOW UP』の邦題で6月14日(金) よりヒューマントラストシネマ有楽町、池袋HUMAXシネマズ、シネマート新宿ほか全国順次公開される事が決定した。
新進気鋭の監督と、注目スタジオNEONが大絶賛!
地球温暖化が進み、気候変動の脅威が差し迫る最中、一本の過激で危険な映画が議論を呼んだ。テキサス州の石油精製工場を即席の爆弾で破壊しようとする8人の若者たちを描いたエコスリラー『HOW TO BLOW UP』だ。2017年設立以降『パラサイト 半地下の家族』(2019)『燃ゆる女の肖像』(2019)『TITANE/チタン』(2021)『落下の解剖学』(2023)など、奇抜で野心的な映画を次々と配給する新進気鋭の映画スタジオNEONが目をつけ、米国配給権を獲得。
2023年に公開されると、ダニエル・シャイナートやエドガー・ライト、デヴィッド・ロウリーなどの新しい才能が年間ベストに挙げ、賛否両論を巻き起こしながらもスマッシュヒットを記録した。
著名人&メディアも注目
「絶対に見逃せない、今年のベストの1つ」(エドガー・ライト(『ベイビードライバー』『ラストナイト・イン・ソーホー』監督))
「重要で緊急、素晴らしいスリラー!」(ダニエル・シャイナート『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』 監督)
「今年のベスト映画の1本」(デヴィッド・ロウリー『A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー』『グリーン・ナイト』 監督)
「この映画がZ世代を急加速させるだろう」(ROLLING STONE )
「この作品は『文化的なランドマーク』となった」(The New York Times)
「まさに、今見られるべき映画」(VICE)
FBIが警告!社会の注目を集める「環境アクティビズム」を描く
原作は、スウェーデンの気候変動学者アンドレアス・マルムが 2021 年に著したノンフィクション『パイプライン爆破法 燃える地球でいかに闘うか』。反奴隷制運動からサフラジェット、公⺠権運動、南アフリカのアパルトヘイトとの闘い、あるいはガンジーのイギリス帝国軍への献身に至るまで、革命は非暴力を重んじる戦略的平和主義や市⺠的不服従よりも、「サボタージュ(財物を破壊する活動)」や「暴力的な直接行動」が成功をもたらしてきたことを論じたこの本は、美術館での抗議活動を展開するジャスト・ストップ・オイルのムーブメントとも結びつきながら、大きな波紋を呼んでいる。
本作は原作のエッセンスを残しながらも、 それを物語の形に大胆に改変。公開されるや否や、「危険分子が映画に着想を得て、爆発物やその他破壊装置で石油ガスインフラを狙う可能性がある」とFBIが警告し、内部文書が警察、政府、その他インフラを反故する関連各所にも配布されるなど波紋を呼んでいる。
スタッフ&キャストにも新しい才能が集結
監督を務めるのは、気候科学者の両親を持ち、気候変動についてのドキュメンタリーからキャリアをスタートさせたダニエル・ゴールドハーバー。原作を読んだ執筆パートナーのジョーダン・ショールからアイデアが持ち込まれ、その大胆なマニフェストを手がかりに、主演を務めるアリエラ・ベアラーと共同で脚本を執筆。環境問題の緊急性を鑑み、構想からわずか19ヶ月でスクリー ンに命を吹き込んだ。
キャストには「マーベル ランナウェイズ」で社会活動家の ガート・ヨークスを演じたアリエラ・ベアラー、 カンヌ映画祭でグランプリを受賞した「アメリカン・ハニー」で主演を演じたサッシャ・レイン、「ユーフォリア」「ホワイト・ロ ータス」「YOU」などに出演する人気俳優ルーカス・ゲイジ、「アイム・スティル・ア・バージン」「アシスタント」のクリスティン・フロセス 、「レヴェナント:蘇えりし者」でレオナルド・ディカプリオの息子を演じたフォレスト・グッドラックなど新しい才能が集結した。
『HOW TO BLOW UP』ティザー予告編公開
あわせて到着したのは、アメリカのレーベル「Deathbomb Arc」からデビューし、二度のヨーロッパツアーを成功させるなど世界的にも注目を集めているアーティストDos Monosの、完全未発表音源を使用した異色の特別ティザー予告。渋谷カルチャーに新しい波を起こす映画コミュニティー「渋谷電影 SHIBUYA CINEMA CLUB」が制作した映像は、『トレインスポッティング』 『mid90s ミッドナインティーズ』など90年代のカウンターカルチャームービーを彷彿とさせる疾走感で、若者の怒りを描き出した。
環境破壊に人生を狂わされた若き男女に注目
さらに場面写真も解禁。環境破壊に人生を狂わされた若い世代の男女が集結し、石油パイプライン破壊に向けて動き出す様子が映し出されている。この過激的な行動に至るまで、彼らの人生にどんな背景があったのか。そう思いを馳せてしまうような、若者特有の衝動や疾走感溢れる場面写真となっている。
Dos Monos のコメント
“火山のように溜め込んだ 僕らのマグマの一欠片 ⻘い炎に焚べました” – 荘子 it(Dos Monos)
Dos Monos について
荘子 it、TaiTan、没 aka NGSによるラップトリオ。 2018 年に米レーベル・Deathbomb Arc と契約を発表し、2019年3月にデビューアルバム『Dos City』をリリース。以後、国内外を問わずさまざまなイベント/フェスへの出演や、主催イベント「Theater D」にて日本音楽界の異端の存在としてシーンにその確固たる地位を築く。
イギリスのロックバンド・black midi や、アメリカのHIP HOPクルー・Injury Reserveなどのミュージシャンにとどまらず、オードリー・タン(台湾のIT担当大臣)、筒井康隆(作家)、林田球(漫画家)などとジャンルを超えたコラボレーションを展開。
また2021年には、映像ディレクター・上出遼平とテレビ東京の停波帯をジャックした番組『蓋』を共同企画し、連動する形でアルバム『Larderello』を発表するなど作品の新しい拡げ方にも注力。ほかにも、シングル「王墓」が「HITOSHI MATSUMOTO Presents DOCUMENTAL Season10」のOP曲として起用されるなど幅広い活動をみせる。
2022年10月からblack midiとのヨーロッパツアー、そして2023年夏からの単独ヨーロッパツアーを成功させてきた最中に突如として第一期の活動終了を報告し、2024年より新たに第二期のDos Monosとして活動するこ とを宣言した。
渋谷電影 SHIBUYA CINEMA CLUB
2023年に設立された、新しい会員制映画コミュニティー。 グッズの購入でメンバー加入できる仕組みで、コミュニティー向けの特別イベントや限定グッズ販売などを行う。
公式サイト/公式X:@Shibuya_Cinema
映画『HOW TO BLOW UP』作品情報
<STORY>
環境破壊に人生を狂わされた Z 世代の環境活動家たちが、石油パイプラインを破壊する大胆な作戦を実行する。やがて過激な決意が、友人、恋人、苦難に満ちた物語を持つ仲間たちを巻き込みながら暴力の象徴的(=パイプライン)を爆破するという大胆なミ ッションへと結びついてゆく。若い世代のエネルギーは、予期せぬ混乱を招きながら、爆発的フィナーレへと疾走する。
2022年/US/英語/カラー/104分/原題:HOW TO BLOW UP A PIPELINE/字幕翻訳:横井和子
©WildWestLLC2022
X:@howtoblowup_jp
Instagram:@howtoblowup_movie
公式サイト
また映画『HOW TO BLOW UP』の公開にあわせ、新しい映画レーベルVELVET FILMSが誕生。ブランドサイトやSNSが立ち上がった。配給は、国内最大級の映画・ドラマ・アニメのレビューサービス「Filmarks」を運営する株式会社つみきが立ち上げ た映画レーベル「SUNDAE」が務める。
VELVET FILMS
映画『HOW TO BLOW UP』の公開にあわせて立ち上がった新しい映画レーベル。時代のうねりの中で1枚のレコードがバタフラ イエフェクトのように社会を変えた「Velvet Revolution(ビロード革命)」のように、社会を変えるクリエイティブと物語の力を信じる。
公式サイト/X:@vlvt_films/Instagram:@vlvt_films
SUNDAE
「いい映画と出会おう。」のコンセプトのもと、映画のレビューサービスとして数多くの作品との出会いの機会を創出してきたFilmarks。2022年8月に、同サービス開始から 10 周年を迎えた運営会社の株式会社つみきは、国内外の優れた作品をより多くの方に届けるため、映画レーベル「SUNDAE」を設立した。
公式サイト/X:@SUNDAE_FILMS/Instagram:@sundae_films
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。