エリザベス・オルセン、マイルズ・テラー、カラム・ターナーがA24製作の恋愛コメディ映画で共演する。
A24とStar Thrower Entertainmentが、恋愛コメディ映画『Eternity(原題)』で提携した。監督はデヴィッド・フレイン。メインキャストにはマイルズ・テラー、エリザベス・オルセン、カラム・ターナーが顔をそろえる。テラーとオルセンは製作総指揮も務めるようだ。
恋愛における「選択」を描くラブコメ
A24は財政面と製作を担当し、アカデミー賞ノミネート経験もあるプロデューサーのトレバー・ホワイト&ティム・ホワイトが、自らの会社Star Thrower Entertainmentの下で製作に携わる。同社は『ペンタゴン・ペーパーズ』(2017)や『ドリームプラン』(2021)の製作で知られる会社だ。パット・カナーンによる脚本は、2022年のブラックリスト(※)に掲載された。
※ブラックリスト:注目されていない優秀な脚本家を効率的・効果的に発掘することを目的に、映画化されていない脚本を対象とした評価および映画製作マッチングのプロジェクト。
A24がグローバル配給も担当する今作の脚本の詳細はまだ不明。「誰もが、永遠に一緒に過ごしたい相手を決める必要がある」ということを描く恋愛コメディだと言われている。
マイルズ・テラー
『トップガン マーヴェリック』が大ヒットしてからいっそう多忙になったマイルズ・テラー。今後はアニャ・テイラー=ジョイと共演するAppleオリジナル映画『The Gorge』や、彼がマイケル・ジャクソンの弁護士ジョン・ブランカを演じたマイケルの伝記映画『Michael』など、名だたる作品が控えている。
エリザベス・オルセン
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のスカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフ役でも知られるエリザベス・オルセンは、最近HBO Maxのドラマ「ラブ&デス」(U-NEXTで配信中)でゴールデン・グローブ賞にノミネートされた。彼女にも『His Three Daughters(原題)』『Love Child(原題)』といった映画への出演が控えている。
カラム・ターナー
ポップスター デュア・リパとの交際でも話題のカラム・ターナーは、『ファンタスティック・ビースト』シリーズで主人公ニュートの兄テセウス・スキャマンダーを演じたことで知られる俳優。
最近はジョージ・クルーニーが監督した『The Boys in the Boat(原題)』や、第二次世界大戦を描くAppleのミニシリーズ『マスターズ・オブ・ザ・エアー』に出演している。
監督デヴィッド・フレイン&脚本家パット・カナーンにも期待
監督デヴィッド・フレインは、エリオット・ペイジ主演映画『CURED キュアード』(2017)で映画監督デビュー。その後『恋人はアンバー』(2020)を手がけ、今回がキャリア3作目だ。
パット・カナーンにとっては今作が脚本家としての最初の大きな仕事。彼はバラク・オバマ元大統領のもとで6年間働いた経歴を持つ作家。当時はホワイトハウスから発するメッセージの上級ライター/監督代理を務めていたという。
豪華キャスト&スタッフがそろった『Eternity(原題)』、今後の続報に期待だ。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。