「スパイダーバース」シリーズから短編映画が公開された。
『スパイダーマン:スパイダーバース』から始まり、『アクロス・ザ・スパイダーバース』、そして今後公開となる『イントゥ・ザ・スパイダーバース』へとつながる「スパイダーバース」シリーズから、短編映画「The Spider Within:A Spider-Verse Story(原題)」(ザ・スパイダー・ウィズイン:ア・スパイダーバース・ストーリー)が公開された。
【動画】「The Spider Within:A Spider-Verse Story(原題)」
今回アップされた短編は、アクション満載のスパイダーマンらしい作品ではない。スパイダーマンであることのプレッシャーに悩むマイルズの潜在意識を、ホラータッチで見せつけられる1作だ。
明るい赤色の色調がマイルズの部屋を照らし、影のような怪物がマイルズを追いかける。彼の不安は、彼の体中を這い回る大量のクモに変化したり、巨大なクモとして彼に迫ったりする。
映画クリエイターの修行の一環ともいえる1作
「The Spider Within」は、「ソニー・ピクチャーズ・アニメーション(SPA)とソニー・ピクチャーズ・イメージワークス(SPI)のリーディング・アンド・エンパワリング・ニュー・ストーリーテラーズ(LENS)プログラムの創設および製作年の一環として開発された」と発表されている。つまり今作の制作は映画クリエイターたちの研修の一環でもあるわけだ。
LENSプログラムの目標は「従来リーダーシップの役割へのアクセスが不足していたクリエイティブ部門に、アニメーション制作プロセスのすべての要素に対する理解を深める最初手の機会を提供し、プロダクション・デザイン、アニメーション、視覚効果、ライティング、サウンド、およびさまざまなポストプロダクションプロセスを含むさまざまな分野での協力力を高めることだという。プログラムを通じて、「参加者は自分の映画のクリエイティブなビジョンを効果的に表現し、さまざまな分野で協力する能力を強化する」と説明されている。
思春期ヒーローに描かれる、助けを求める勇気
そんな、ジャンルを超えた今回の短編で、マイルズ・モラレスはプレッシャーと闘い、パニック発作を経験する。そして自分の不安の具現化と向き合い、助けを求めることに向かって勇気ある一歩を踏み出す。強大な敵と戦うこと、大いなる責任をもって大いなる力を使うことはもちろん、自分の弱さを認め、助けを求めることにもまた、勇気が必要だ。
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