クリステン・スチュワートが、マーベル映画への出演には興味がないと明かした。
クリステン・スチュワートがポッドキャスト番組「Not Skinny but Not Fat」に出演。マーベル映画出演の可能性について、正直な意見を述べた。「トワイライト」シリーズや『スノーホワイト』(2012)などにも出演し、ハリウッド大作へをすべて拒んでいるわけではない彼女だが、MCUにはあまり食指が動かないようだ。
「私がマーベル映画に出ることは絶対ない、そんな気がするよ。正直、クソ悪夢だね」。そうマーベル映画を一蹴したスチュワート。続けて彼女は「大規模な映画を撮ることが好きなのは、それらに出ている私をみんなに観てほしいからだよ」と語った。
(マーベル映画では)個人的な感情を覚えない
スチュワートは「1人の人に多角のお金と大きな信頼を預ける必要があるし…それは無理」と正直な心境を明かす。「結果どうなるかっていうと、アルゴリズム的で奇妙な経験になるんだよ。その作品に個人的な感情を覚えることが全くできない。だからたぶんやらない」と、巨大なユニバースの一部になるような仕事に、個人的な感情を乗せにくいと考えているようだ。
しかし、スチュワートにも例外はあるそう。彼女は「でも世界は変わることもある。“いつか、もしかしたら”はあるかもね。もしグレタ・ガーウィグにマーベル映画をやるよう頼まれたら、そのときはやるだろうね」と、大活躍を続けるグレタ・ガーウィグ(『レディ・バード』『バービー』)に全幅の信頼を見せていた。
クリステン・スチュワート、最近の活躍は?
ここ10年ほど、大作に出ずに多くのインディーズ映画に貢献し、その多くで大きな賞賛を浴びてきたクリステン・スチュワート。ダイアナ妃を演じた『スペンサー ダイアナの決意』(2021)ではアカデミー主演女優賞にもノミネートされた。
スチュワートの最新作であるA24のクライムスリラー『Love Lies Bleeding(原題)』は現在、米劇場で上映中。こちらも大きな話題になっている。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。