キルスティン・ダンストが、男性映画監督からの「不適切な質問」を明かした。
キルスティン・ダンスト(41)が、The Telegraph誌のインタビューで、キャリア初期のオーディションで経験した不快な出来事を語った。
「ちょっとズレてるなんてものじゃない」「完全に不適切だった」
「男性監督が彼のオフィスに私ひとりだけを呼び、出演に興味のある映画について尋ねられたんだ。そして彼は突然、私に不適切な質問をしてきたの」。そう当時を振り返るダンスト。当時の彼女は16歳だったという。その映画監督の名は明かさず「彼が今も(監督を)続けているかすら知らない」としながら、彼女は「あの出来事を振り返るのは好きじゃないな」と告白した。
続けて「彼の発言は演技とは一切関係がなかったの。『ちょっと』ズレてるなんてものじゃなかったよ。完全に不適切だったね」「座っていた私は何かがおかしいということは察していたけど、どうしていいかわからなかったんだ」と、当時彼女は何もできなかったことを説明した。
「怯えてしまって、答えるべきかもわからなかった」
ダンストはVariety誌にも同じ出来事と思われるエピソードを語っている。その際は「『よくないな』と思ったけど、何も言えなかった。怯えてしまって、答えるべきかもわからなかったよ」と語っている。
それから25年。そんな困難も乗り越えてきたキルスティン・ダンスト最新作『Civil War(原題)』(シビル・ウォー)は4月12日に米公開。『エクス・マキナ』『MEN 同じ顔の男たち』のアレックス・ガーランド×A24の監督最新作だけあって、早い日本公開に期待したい。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。