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トム・ホランド主演「ロミオとジュリエット」のジュリエット役女優に相次ぐ人種差別的な誹謗中傷に劇団が反応「我々には嫌がらせに遭うことなく自由に創造する権利がある」

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トム・ホランド主演の舞台「ロミオとジュリエット」の演出家が、キャストメンバーへの「非道な人種差別的な嫌がらせ」を非難した。

トム・ホランド主演のウエストエンド・リバイバル公演「ロミオとジュリエット」。その演出家であるジェイミー・ロイドは金曜日、キャストメンバーに対する「非道な人種差別的な虐待」を非難する声明を発表した。

先月末に発表されたこの舞台のキャストには、ジュリエット役でフランチェスカ・アメウダ・リヴァーズ(『バッド・エデュケーション』)が選ばれた。しかし有色人種であるこのリヴァーズに対して、インターネット上では心ない誹謗中傷が相次いでいる。今回の声明はこれを受けてのことだ。

ロイドの劇団は、ソーシャルメディア上で声明を発表。「『ロミオとジュリエット』のキャスト発表後、オンライン上で我々の劇団のメンバーに向けた非道な人種差別的な嫌がらせが連続しました」「止めなければなりません。我々は素晴らしいアーティスト集団とともに働いています。彼らにはオンラインでの嫌がらせなどに遭うことなく、自由に作品を創造する権利がある。我々はそう強く主張します」。声明では現状と、その非難を強く打ち出した。

ロイドのこの声明はデューク・オブ・ヨーク劇場のソーシャルメディアを通じて公開。声明では続けて「我々は、チームの全メンバーをあらゆる費用で支え、護り続けます。どんな虐待も容認せず、すべて報告されます。我々の業界やより大きなコミュニティにおいても、いじめや嫌がらせに居場所はありません」と、いじめに断固反対の姿勢を見せた。

同時に、「ロミオとジュリエット」のInstagramページでもコメントを無効に。ロイドは「(劇団は)寛大さと愛情を持って練習を続け、制作に集中し続ける」とした。

トム・ホランドはウエストエンドの「ビリー・エリオット:ザ・ミュージカル」の若手スターのひとりとして舞台俳優としてのキャリアにすばらしいスタートを飾り、「ロミオとジュリエット」はそれ以来の舞台復帰となる。

舞台は5月23日にロンドンのデューク・オブ・ヨーク劇場で開幕し、8月まで上演。ホランド、リヴァーズのほか、フリーマ・アギエマン、マイケル・バロガン、トミワ・エドゥン、ミア・ジェローム、ダニエル・クイン=トイ、レイ・セセイらが出演する。

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