レベッカ・ファーガソン、撮影セットで「泣かされた」というエピソードを暴露し、共演者から電話で責められる。
レベッカ・ファーガソンがかつて“泣かされた”という「馬鹿げた」共演者。『デューン 砂の惑星PART2』のPRツアー中の2月末にポッドキャスト番組「Reign With Josh Smith」で彼女が言及したその人物が誰なのか、ソーシャルメディアでは“予想合戦”のような状況が続いた。しかし、最近ファーガソンはこの話題について改めて言及。彼女は「The Jess Cagle Show」でのインタビューで、自身のコメントがここまで話題になるとは「予想していなかった」と語った。
ファーガソンは、「まず…そうだね、少し楽しませてもらったよ」と、世間が話題にしてくれたことを楽しんだと認めた。とはいえ「でも、インタビューのポイントは犯人探しじゃなかった。もちろん人々は興味を持つだろうけどね」「ポイントは、キャリアにおいて、自分の意思決定を変えるような扱いを受けた瞬間があったということだよ」と、彼女は犯人探しが重要でないことを強調した。
レベッカ・ファーガソンがセットで経験した恐怖
2月末の「Reign With Josh Smith」ポッドキャストでのインタビューで、彼女が語った撮影セットでの恐ろしい思い出は、以下のようなもの。
「私、まったく馬鹿げた共演者と映画を作ったことがあるんだ。その人はすごく不安定で怒りっぽかったから、私はシーンをうまくこなせなかった」と当時を振り返った彼女。「私はすごく繊細だったし不安だったから、怒鳴られた後、セットを出て泣いたよ」。
「その人は、全スタッフの前で私に直接『お前それでも俳優か?自分はこんなやつと仕事しなきゃいけないのか?』と言ってきた。私はただ立ち尽くしていたよ」「その人がキャストの中でもトップだったから、私には一切“安全ネット”がなかった。誰も私を守ってくれなかったよ」
翌日、ファーガソンは反撃「出て行って」「もう会いたくない」
当日は涙に暮れたファーガソンだったが、翌日彼女はその俳優に反撃した。「セットから出て行って。消えて。私はテニスボールに向かって仕事をする。もう二度とあなたと会いたくない」そう彼女は俳優に伝えたという。
「すると、プロデューサーたちが私のところに来た。『トップの人にそんな扱いできないよ。あの人はセットにいてもらわなきゃいけないんだ』って言われたの」とファーガソンは思い出しました。「そして私は、『あの人が後ろを向いていれば、後頭部を見て演技できる』と伝えた。そしてそれを実行したの。すごく怖かったし、今でも話しながら(その恐怖を)感じるよ」
レベッカ・ファーガソン、共演者(本人かは不明)から電話で怒られ反撃
「でもね、一緒に仕事をしたことのあるすばらしい共演者から私に電話があったの。『君は何をしたかわかっているのか?』と言われたよ」と「共演者」から電話で責められたことを明かすファーガソン。その「すばらしい共演者」が彼女を泣かせた本人に対する嫌味なのか、本当にすばらしい他の共演者たちなのかは不明。
そしてファーガソンは「『あら、そこまで考えてなかった』みたいに返した」という。
「正直、私に責任はないでしょ。知ったことじゃないよ。だから『あなたはすごいよ。でも私の物語は私の物語。あなたが善人なら、心配することはないでしょ』みたいに伝えた」。そうレベッカは自身の反論を説明した。
ドウェイン・ジョンソンもファーガソンを支持
彼女の経験談がソーシャルメディアで注目される中、ファーガソンへの愛と支持を表明したのは「ロック様」ことドウェイン・ジョンソンだ。ジョンソンは『ヘラクレス』(2014)でファーガソンと共演している。
Hate seeing this but love seeing her stand up to bullshit. Rebecca was my guardian angel sent from heaven on our set. I love that woman. I’d like to find out who did this.
— Dwayne Johnson (@TheRock) February 28, 2024
「不快な話だけど、彼女がクソに立ち向かっているはすばらしいね」。そうジョンソンはXでファーガソンを支持。「俺たちのセットでは、レベッカは天から贈られた守護天使だったよ。俺はあの女性が大好きだ。(彼女を泣かせたのが)誰なのか知りたいね」。ジョンソンも多くのファンと同じく、大好きなファーガソンを泣かせた俳優に怒り心頭だ。
俳優について誰なのかファーガソンは明かしていないが、少なくとも「ミッション:インポッシブル」シリーズのトム・クルーズ、『グレイテスト・ショーマン』のヒュー・ジャックマンでないことは認めている。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。