クエンティン・タランティーノが、『The Movie Critic(原題)』の制作を中止した。
『レザボア・ドッグス』『パルプ・フィクション』『キル・ビル』などを撮ってきたクエンティン・タランティーノ監督が、10作目にして最終作とされていた『The Movie Critic(原題)』の制作を中止したとの報道がされた。
『The Movie Critic』では、『イングロリアス・バスターズ』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』に続き、ブラッド・ピットを3度目の主演に配役、過去の作品からも多くのキャストが参加すると言われていた。Deadline誌の報道によれば、タランティーノが脚本を書き直したことで制作開始が遅れるといったこともあったが、最終的には単純に“今作を制作しない”という結論に落ち着いたようだ。
【予告】『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
10作目の映画で最後にするという意思は変わらないようで、タランティーノは新たな作品を検討するため振り出しに戻るとされている。
過去には一度制作中止とされた『ヘイトフル・エイト』が再始動し無事公開されたといったこともあったが、タランティーノ最終作をめぐる動きは今後どうなっていくのか。動向を追っていきたい。
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フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。