ゼンデイヤ主演の恋愛&テニス映画『チャレンジャーズ』は6月7日に日本公開。ロサンゼルスでは火曜日、今作のプレミア上映会が開催された。
ゼンデイヤ、ティモシー・シャラメに助言を求めていた
今作についてのハリウッド・リポーター誌のインタビューに応じたゼンデイヤは、今作に出演するにあたってティモシー・シャラメに助言を求めたことを明かし、「彼はすばらしい言葉をくれたよ」と述べた。なおハリウッド・リポーター誌の記事を見る限り、そのアドバイスの内容については明かされていないようだ。
ティモシー・シャラメはゼンデイヤにとっては『デューン 砂の惑星PART2』の共演者。そしてシャラメは今回の『チャレンジャーズ』の監督であるルカ・グァダニーノと過去に二度映画を撮っている。『君の名前で僕を呼んで』と『ボーンズ アンド オール』だ。
ゼンデイヤ、監督や脚本にも太鼓判!
「ルカ(・グァダニーノ)はすばらしい(監督)よ。私は長い間彼と仕事をしたかったから、(一緒に仕事できたことは)まさに完璧なことだね」とグァダニーノ作品への出演を喜んだゼンデイヤ。彼女は続けて「初めて会って脚本について話し合ったとき、彼は最初からキャラクターに対する鋭い深い理解と、作りたい映画の明確なアイデアを持っていたの」と監督のヴィジョンを絶賛。
さらに「そして脚本もすばらしいよ。ジャスティン・クリツケス(脚本家)は非常に才能があるから、彼(と仕事ができたこと)もとても幸せ。すべてが意味をなして完成した作品だよ」とゼンデイヤは脚本にも太鼓判を押している。
今作のプロデューサーでもあるゼンデイヤ。彼女が演じるタシは、元テニス界の権威であり、その後は夫アート(マイク・ファイスト)のコーチだ。アートは現在連敗中で、彼の自信を取り戻すために、タシは彼をチャレンジャー・トーナメントに出場させる。そこで彼はかつての親友であり、タシとも関係のあるパトリック(ジョシュ・オコナー)と対戦することになるのだ。
ロサンゼルスでの上映会で、ゼンデイヤは観客を見渡し感謝。「いつもこういうイベントには誰も来ないのではないかと思ったりするけど、実際には人がいてびっくりする」と感激した。そして「この映画をみんなが楽しんでくれるといいな。踊りたくなるような映画だと思うから、踊りたければ踊ってね。それと、繰り返し言うようだけど、登場人物をあまり厳しくジャッジしないでほしいな」と今作をPR。複雑な三角関係を演じる登場人物を厳しい目で見るより、楽しんでほしいようだ。
グァダニーノ監督も「夢のキャスト」との仕事を喜ぶ
このプレミア上映が彼のキャリアで初めてのロサンゼルスでの大規模なプレミアであることを告白したグァダニーノ監督は、今作の音楽(トレント・レズナー&アッティカス・ロスによる)が重要だったと説明した。
また、グァダニーノは今回の3人のメインキャストを絶賛。「ジャスティン(・クリツケス)のイマジネーションであり、僕のイマジネーションでもある。長い間一緒に仕事をしたかった夢の人たちの具現化だよ」。そうゼンデイヤ、マイク・ファイスト、ジョシュ・オコナーとの仕事を喜んだ。
レッド・カーペットで、ファイストは今回の“三角関係映画”に出演するにあたって、ベルナルド・ベルトルッチ監督の『ドリーマーズ』やアルフォンソ・キュアロン監督の『天国の口、終りの楽園。』を挙げた。どちらも美しい女性1人、男性2人の三角関係を描く甘美な作品。チャンスがあればぜひ、この機会に観てみていただきたい。
『チャレンジャーズ』は6月7日(金)公開。
作品情報
タイトル:『チャレンジャーズ』
原題:『Challengers』
公開日:6月7日(金)
監督:ルカ・グァダニーノ(『君の名前で僕を呼んで』『ボーンズ アンド オール』)
出演者:ゼンデイヤ( 『スパイダーマン』シリーズ、『デューン 砂の惑星』シリーズ)、ジョシュ・オコナー(Netflix ドラマ シリーズ「ザ・クラウン」)、マイク・フェイスト(『ウエスト・サイド・ストーリー』)
音楽:トレント・レズナー、アッティカス・ロス
衣装:ジョナサン・アンダーソン
配給:ワーナー・ブラザース映画
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#映画チャレンジャーズ
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。