『28日後…』のその後を描く三部作企画『28 Years Later(原題)』(邦題は「28年後…」か?)が進行中。
ダニー・ボイル監督とソニー・ピクチャーズが『28日後…』(02)のその後を描く三部作『28 Years Later(原題)』を制作中。Deadline誌の報道によると、ジョディ・カマー、アーロン・テイラー=ジョンソン、レイフ・ファインズが出演するようだ。
ボイルは、アレックス・ガーランド脚本による第1作 『28日後…』 と同じく、新たな三部作でも監督を務めるとされている。
『28年後…』とは
プロットの詳細は現在まだ不明。2002年は『28年後…』は、昏睡から目覚めたジム(キリアン・マーフィ)が、ウイルスによるゾンビに世界が侵略されていることに気づくという王道ゾンビ映画だった。今作は世界で8200万ドル以上の興行収入を記録し、ボイルとガーランドが製作総指揮として参加した2007年の『28週後…』につながった。
報道によれば、スタジオはすでに監督にニア・ダコスタを指名しているという。ダコスタといえば、『キャンディマン』(21)でホラー作品を監督。最近は『マーベルズ』(23)でアメコミ大作も手がけている。
ボイルとガーランドは『28 Years Later』のプロデュースも手がけ、オリジナルのプロデューサーであるアンドリュー・マクドナルドとピーター・ライスもプロデュースに参加。さらにバーニー・ベルーと、第1作で主演したキリアン・マーフィも製作総指揮として関わるようだ。
カマー × テイラー=ジョンソン × ファインズ
ジョディ・カマーは『フリー・ガイ』(21)でヒロインとしてライアン・レイノルズと共演、さらにリドリー・スコット監督の『最後の決闘裁判』(21)でも中心人物を演じるなど勢いのある俳優。今後は『The Bikeriders(原題)』でトム・ハーディ、オースティン・バトラーと共演する姿が見られる。
アーロン・テイラー=ジョンソンといえば、印象的な役を演じた『ブレット・トレイン』に続き、スパイダーマン(コミックシリーズ)のヴィランが主人公である『クレイヴン・ザ・ハンター』(2024年公開予定)で主演を務めている。8月16日公開の『フォールガイ』ではライアン・ゴズリング&エミリー・ブラントと共演している。
オスカーノミネート俳優であるレイフ・ファインズ(「ハリー・ポッター」シリーズのヴォルデモート役、「007」シリーズのM役などで知られる)は、現在、ソールドアウトした戯曲『マクベス』の4都市国際ツアーを大絶賛の中に成功させ、5月5日にワシントンD.C.での公演を控えている。
豪華スタッフ&キャストの揃った「28○後…」シリーズ最新作『28 Years Later』の続報に期待が高まる。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。