歌手のアリアナ・グランデが、自身のコンサートの収益を「中絶規制法」が成立した米ジョージア州の団体に寄付をした。
アリアナは6月8日、ジョージア州アトランタにてコンサートを開催。全席売り切れであったこの公演の収益約30万ドル(約3300万円)を、彼女はアメリカで人工妊娠中絶手術、避妊薬処方、性病治療などを行っている医療サービス非営利組織「プランド・ペアレントフッド」に寄付した。
アトランタでの公演
米ジョージア州では先日、妊娠中絶を厳しく制限する州法「中絶規制法」が成立。この州法は、胎児の心音が確認出来る段階に入った後の中絶を禁じるもの。しかし心音が確認できるのは妊娠6週前後とされ、この時点では妊娠に気づかない女性も多い。
中絶を選択肢とすることを「女性の権利」と考える市民たちは強く反発。またエンタメ界では、ウォルト・ディズニー、ワーナーメディア、NBCユニバーサルなども、もしこの州法が実施されれば、同州での撮影や映画製作を一切行わないと主張している。
今回アリアナは「プランド・ペアレントフッド」に多額を寄付することにより、この州法に反対する意思を示したことになる。
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