歌手のアデルが、観客の過激な発言に対して容赦ない反撃を行った。
6月1日(土)の夜、アデルのラスベガスのショーで、ある観客が「Pride Sucks(プライドなんかクソくらえ)」と叫んだ。6月1日は毎年LGBTQ+コミュニティを祝福する「プライド月間」の初日。つまりその観客はLGBTQ+の祭典に対する侮辱を公然で叫んだというわけだ。アデルはこの無礼に対して、容赦ない反論を行った。
During the Saturday night show of her Weekends with Adele residency in Las Vegas, the award-winning singer ripped into an audience member after they yelled out “Pride sucks!”.https://t.co/ifASGF11pA pic.twitter.com/zuDKGE0qvL
— Sky News (@SkyNews) June 2, 2024
Sky Newsに掲載されたビデオによれば、アデルは「私のショーに来て『プライドはクソ』と発言したわけ?あんたクソバカなの?バカ言わないで。いいこと言えないなら黙ってなさい、わかった?」と一喝。会場からは拍手が巻き起こっている。
2022年11月から始まったレジデンシー公演「Weekends With Adele」(ウィークエンド・ウィズ・アデル)において、アデルの歯に衣着せぬ物言いはしばしば話題になっている。23年8月にはファンを「困らせている」警備員を叱責するためにショーを中断したほか、その前月にはアーティストに物を投げる観客がいるという問題について言及する場面もあった。
「気づいてる?最近、人々はショーの礼儀を忘れているの。物をステージに投げているんだよ、見たことある?」と切り出したアデルは、「挑戦してみようか。私に物を投げてみな、そうしたらぶっ殺してやるから」とマナーの悪い観客を威嚇してみせた。
何度も延長されている大人気の公演「Weekends With Adele」は、今年11月まで続く予定。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。