ポール・ウォルター・ハウザーが、最近のインタビュー動画でヴィン・ディーゼルへの皮肉を述べたことについて謝罪した。
7日、俳優のポール・ウォルター・ハウザー(37)がInstagramを更新。ヴィン・ディーゼル(56)に対して公な謝罪文を発表した。謝罪の原因となったのは、『インサイド・ヘッド2』のプロモーションの一環で撮影された動画の中で、ハウザーがディーゼルについて「とっつきにくい」などと発言してしまったことだ。
Paul Walter Hauser has no shame calling out Vin Diesel’s unprofessional behavior during our ‘Inside Out 2’ interview pic.twitter.com/Iw4PBSTWuu
— CinemaBlend (@CinemaBlend) June 25, 2024
『インサイド・ヘッド2』においてハウザーが声を演じたハズカシ(Embarrassment)は、「うう」といった声を発するシーンの多い、セリフの少ないキャラクター。そんな彼の活躍を、「CinemaBlend」インタビュアーは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズでヴィン・ディーゼルが演じたグルートに例えた。
そんなインタビュアーの「ヴィン・ディーゼルみたいだね」という言葉に対して、ハウザーは反射的に「そんなこと言わないでよ!僕は(ディーゼルと違って)時間を破らないし、とっつきにくくないと思いたいな」と笑いながら答え、さらに「すみません、僕は人をあまり嫌わないけど、ハリウッドの俳優たちが高いギャラをもらいながら人々に不当な接し方をしている話を聞いたら、いつも僕は彼らのことを暴露するようにしてる。気晴らしにね」と続けたのだ。
このインタビュー動画はソーシャルメディアで拡散され、大きな注目を集めた。
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ハウザーはInstagramの投稿で「数週間前、僕はヴィン・ディーゼルについてでたらめにコメントしました。当初冗談から始まったはずが、複数の場面で複数の情報源から聞いた彼の行動について非難する形にエスカレートしてしまいました」と説明。
当時のコンディションについて彼は、アトランタからロサンゼルスへのフライト前に「1時間の睡眠」しか取らず、そのまま本作のために「丸一日のPR」をこなしたと説明。「僕は疲れ果てていて、疲労から口が滑り、不必要な悪口を軽率に発してしまいました。そのコメントは記録に残り、ウイルスのように広まってしまいました」と、寝不足と疲労から余計な発言をしたと認めた。
その後、ハウザーはディーゼルと直接会ったことがないことを明言。「私はもうあのようには感じていませんし、口を滑らせてヴィンへの愛を示せなかったことを心より謝罪します。彼とは会ったこともありませんし、知り合いではありません」と謝罪し、「ウワサが真実であるかどうかに関わらず、他人をジャッジするのは不当です」と反省を述べた。
ハウザーは聖書から「静かな生活を目指すよう努力しなさい」との一文を画像として添え、「自称クリスチャンとして、人々を愛し、『間違いを正す』ことや、自分のエゴを言葉で誇示することを避けようと、より努力しなければなりませんね。そういった行いは私たちの文化に貢献することなく、他の人々を傷つける可能性もあります」と自身の思いを語る。
最後に「@vindiesel(ディーゼルのInstagramにおけるユーザーネーム)、謝罪します。多くの人々を楽しませ、幸せにしてくれてありがとうございます。僕も同じことをしていこうと思います」とディーゼルに再度謝罪を表明した。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。