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ドナルド・トランプ前大統領が演説中に銃撃を受ける-容疑者の男性は20歳と特定、ジョー・バイデン現大統領も銃撃を非難「アメリカに暴力の居場所はない」[動画あり]

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ドナルド・トランプ元大統領が銃撃を受け、狙撃者の身元が公になった。

7月13日土曜、ペンシルバニア州バトラー郡で、ドナルド・トランプ元大統領が銃撃を受けた。その容疑者として、米当局は、ペンシルベニア州の男性を特定したそうだ(PEOPLE誌)。

集会中に起きた銃撃事件

トランプ元大統領が選挙キャンペーンの演説を行っている最中、銃声が鳴り響いた。バトラー郡の地区検事であるリチャード・ゴールディンガー氏は、トランプ氏が発砲により「かすり傷」を負ったとPEOPLE誌に語っている。シークレットサービスは、銃撃後、当局により無力化された射手が死亡したと発表。トランプ元大統領の命に別状はないものの、集会にいた1人が死亡、2人が重傷を負っている。

トランプ氏はTruth Socialに投稿した声明で「狙撃者については何もわからない。彼はすでに死亡している。私は右耳の上部を貫通する銃弾で撃たれた。すぐに何かがおかしいと気づき、耳元で風を切る音を聞き、銃声を聞き、直後に弾丸が皮膚を裂く感触を感じた。多くの出血があったため、その時に何が起こっているか理解した。アメリカに神の祝福を」と当時を振り返っている。

事件の瞬間は動画残っており、ソーシャルメディアで拡散中。元大統領が音に反応して振り向き、一瞬耳をつかむ姿が映っている。

米当局によって特定された容疑者は、ペンシルベニア州ベセルパークに住むトーマス・マシュー・クルックス(20)。元大統領暗殺未遂事件の容疑者としてFBIにより特定され、現在この事件についての捜査が進行中だという。

バイデン現大統領も銃撃を非難

ジョー・バイデン現大統領、ならびにバラク・オバマ、ジョージ・W・ブッシュ、ビル・クリントンら元大統領たちは、この銃撃を非難している。

バイデン大統領は事件後に短いライブコメントを発表。「ドナルドに連絡を取ろうとした。元大統領は医者と一緒にいて、元気だそうだ」「すぐに彼と話すつもりだ」と述べた。

さらに大統領は「アメリカには、集会で起こったような暴力に与える居場所はない。これは病的だ。これこそが、国を団結させなければならない理由のひとつである。こんなことが起きることを許してはならない。我々はこんな風になってはならないし、これを容認してはならない」と、銃撃を強く非難した。

バイデンは続けて「つまり、トランプの集会は問題なく平和に行われるべきだった。しかし、このような政治的暴力やアメリカでの暴力があった。聞いたことのないことだ。全く不適切だ。全員がこれを非難しなければならない。全員がだ」と、最後まで強い非難でコメントを締めくくった。

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