ティモシー・シャラメ主演で描くボブ・ディランの伝記映画『A Complete Unknown』(原題)より米ティザー予告編が解禁。
ボブ・ディランの伝記映画『A Complete Unknown』(原題)より米予告編が解禁された主演でボブ・ディランを演じるのは『君の名前で僕を呼んで』『ウォンカとチョコレート工場の秘密』などの大人気俳優ティモシー・シャラメ。『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』でシャラメと共演したエル・ファニングが、ディランのガールフレンド<シルヴィー・ルッソ>を演じる。
【ティザー予告編】『A Complete Unknown』(原題)
脚本の詳細はまだほとんど明かされていないが、映画は19歳のボブ・ディランがミネソタからニューヨーク市に初めてやってきて音楽のキャリアを追い求め、やがて世界的な名声を得るまでの過程を描くそうだ。監督のジェームズ・マンゴールド(『ボヘミアン・ラプソディ』『LOGAN ローガン』)は2023年4月のレッドカーペットインタビューで、Collider誌に対して「アメリカ文化のすばらしい時期を描く。19歳のボブ・ディランが2ドルをポケットに持ってニューヨークにやってきて、3年以内に世界的なセンセーションになる物語だ」と語っている。「まず彼はニューヨークのフォークミュージックファミリーに受け入れられ、信じられないほどの成功を収めながら周囲を追い越していく様子が描かれる」そうだ。
演技もダンスも歌もできるティモシー・シャラメは、今作のサウンドトラックの70%がすでに録音済であることを2023年12月のMTVのインタビューで報告していた。ディランのマネージャーであるジェフ・ローゼンは、1959年から1964年までの未発表のボブ・ディランの音楽を12時間分シャラメに送ったそうだ。
ほかのキャストは?
エル・ファニングが演じるシルヴィー・ルッソはフィクショナルなキャラクターだが、そのインスパイアはディランの実際の元恋人スージー・ロトロにある。
さらに、ディランの同僚といえるフォーク・ミュージシャン<ピート・シーガー>役にはエドワード・ノートン(『ファイト・クラブ』『アステロイド・シティ』)、若き日の<ジョーン・バエズ>役にはモニカ・バルバロ(『トップガン マーヴェリック』)、そして<ジョニー・キャッシュ>役にはボイド・ホルブルック(『ザ・プレデター』『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』)がキャスティングされているとウワサされている。
シャラメの歌声にも期待が高まるボブ・ディランの伝記映画『A Complete Unknown』(原題)は12月に米公開。大スターが大スターを演じる作品なだけに、日本での公開にも期待だ。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。