実写版『白雪姫』の予告編が公開され、キャストふたりがイベントに登壇した。
現地時間8月9日(金)、ディズニーのイベント「D23」にて、実写版『白雪姫』のレイチェル・ゼグラー(白雪姫役)と、ガル・ガドット(邪悪な女王役)が登壇、観客に向けて挨拶を行った。
ゼグラーは、プリンセス役を演じることについて「生涯の中で最高の名誉」と述べ、「どんな若者でも、特に小さな女の子なら、ディズニープリンセスのドレスを着て、たった一日でも彼女になれるならそれはすばらしい経験だよね。それが6か月も経験できるなんて最高な経験だったよ。皆さんとこの体験を共有するのが待ち遠しい」と喜びを語った。
ディズニーヴィランズを代表する邪悪な女王を演じたガドットは、「これまで演じたどんな役とも全く違う役で、演じるのがとても楽しかった。彼女は魅力的で、邪悪で、マジカル。いろいろな曲を歌う機会もあったよ。本当にすばらしい経験だった」とこちらも大満足のコメント。“邪悪な女王が歌を歌う”という時点ですでにオリジナル版とは異なる魅力が楽しみになるコメントだ。
【米予告編】実写版『白雪姫』
このリメイク版では、アンス・カビアが狩人役、アンドリュー・バーナップが新キャラクターであるジョナサンを演じる。1937年版『白雪姫』の楽曲はもちろん、作詞作曲家コンビのベンジ・パセックとジャスティン・ポールが書き下ろした、新曲も披露されるとのことだ。
同イベントのレッドカーペットで実写版『白雪姫』の「現代的な要素」について質問された際、ゼグラーとガドットは口を揃えて、“ゼグラーが演じる白雪姫が王子に救われることはない”との発言をしている。
ゼグラーは「(今作の)白雪姫は真実の愛を夢見ているわけではないの。彼女の夢は、自分がなれると信じているリーダーになること。彼女の亡き父は、恐れ知らずで公平で勇敢で、真実を貫けばリーダーになれると教えてくれたんだ。この物語は、あらゆる若者にとって自分自身を見つけるための、本当にすばらしい物語だよ」と語っている。
「スピーチレス」を歌い上げた実写版『アラジン』と同様、新たな白雪姫もその思いをさらけ出した力強いキャラクターになりそうだ。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。