マライア・キャリーが、「悲劇的な成り行き」で同じ日に母と姉を亡くしたと告白した。
歌手のマライア・キャリーが、PEOPLE誌への声明を通じて、母パトリシアと姉アリソンがこの週末、同じ日に死去したことを発表した。
「この週末に母を失い、心が壊れる思いです。悲しいことに、悲劇的な成り行きで、同日に姉も命を落としました」とキャリーは悲しみを吐露。「母が亡くなる前の最後の一週間を一緒に過ごせたことを幸せに感じています。耐え難い時期ですが、皆さんの愛とサポート、そしてプライバシーへのご配慮に感謝します」と心境をつづっている。
キャリーの母と姉の死因について、詳細は明らかにされていない。
キャリーと母親の関係が生涯を通じて波乱に満ちたものであったことはよく知られており、最近では2020年に出版された彼女の回想録「The Meaning of Mariah Carey」(ザ・ミーニング・オブ・マライア・キャリー)でも「私たちの関係は、誇り、痛み、恥、感謝、嫉妬、賞賛、そして失望のトゲの生えた縄のようなもの。複雑な愛が、私の心を母の心に結びつけている」と母との複雑な関係を語っている。彼女はこの本を捧げる相手のひとりに母親を挙げ、「そしてすべてを通して、実際に最善を尽くしてくれたと信じている母パット(パトリシア)へ」「私はいつも、できる限りの愛をあなたに捧げます」と記している。
パトリシア・キャリーは元夫アルフレッド・ロイ・キャリーとの間に、アリソン、マライア、モーガンの3人の子どもをもうけ、マライアが3歳の時に離婚。アルフレッドは2002年に死去している。回想録「The Meaning of Mariah Carey」ではキャリーが姉アリソンや兄モーガンと連絡を取らない方が「感情的にも物理的にも安全」だと考えていることも明かされていた。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。