映画『アビゲイル』より特別映像が到着。本作で“踊る吸血鬼”を演じた天才子役アリーシャ・ウィアーのトレーニングに迫る内容となっている。
サディスティックな“踊る吸血鬼”を演じた天才子役
最新ホラー映画『アビゲイル』が9月13日(金)より日本公開となる。
本作のタイトルにもなっている<アビゲイル>は、バレエを踊る天使のような12歳の少女から、サディスティックな吸血鬼(ヴァンパイア)へと恐ろしい変貌を遂げるという斬新なキャラクター。この難役を見事に演じ切ったのは、天才ミュージカル子役と名高いアリーシャ・ウィアーだ。
ウィアーが一躍脚光を浴びたきっかけはNetflix映画『マチルダ ザ・ミュージカル』(22年)。ロアルド・ダール(「チャーリーとチョコレート工場の秘密」)原作の名作児童文学をミュージカル映画化した同作において、彼女は見事オーディションに勝ち抜き主人公マチルダを熱演してみせた。
そんなウィアーは今回の『アビゲイル』でも計4回のオーディションを経て主演を勝ち取ったという。プロデューサーのウィリアム・シェラックは彼女について「才能にあふれていてプロ意識が高く、熱心でありながら子どもなんだ。まさに神の采配だよ」と絶賛。アビゲイルにふさわしい天才子役に出会えたことを喜んでいる。
彼女の才能とストイックなトレーニングに迫る特別映像が解禁
この度解禁となった特別映像では、ウィアーが初挑戦であるバレエに真摯に取り組み“踊る吸血鬼”に変貌していく姿が映し出されている。
【特別映像】『アビゲイル』バレエシーンの裏側
アビゲイルの優雅な動きや、彼女がオープニングで踊るチャイコフスキーのバレエ作品「白鳥の湖」の舞いを指導した振付師は、『ヴァチカンのエクソシスト』(23年)、『最後の決闘裁判』(21年)などで活躍するベリンダ・マーフィ。彼女もウィアーの才能には感服し、「アリーシャには才能がある」とポテンシャルの高さとレッスンへの姿勢を評価。監督のマット・ベティネッリ=オルピンも「ポワントは無理と聞いていたけど、撮影の頃になると彼女は完璧だった」と感嘆している。
<ポワント>は“つま先立ちの姿勢”を指し、大半のバレエダンサーは挑戦するまで最低2年以上の訓練が必要になるという難技だが、ウィアーはわずか8週間でポワントを習得してしまった。マーフィは「彼女は仕事に対してすごく熱心で、必要な準備もしっかりやっていたわ。決意が固いうえに天性の才能も持っていて、驚くほど速く技術を習得していった。」と改めて賞賛している。
ウィアー自身も「新しいことに挑戦したり、自分を追い込んだりするのが大好きなの。意志は固い方だから、できないことがあったら、何度も挑戦して、頑張るの。家に帰って練習して、もっと練習して、そして“うん、できるよ。準備万端だよ”って言えるようになりたいの」とあまりにストイックに理想を追求する姿勢と熱意を見せている。
天才アリーシャ・ウィアーが繊細な動きで“踊る吸血鬼”を演じる映画『アビゲイル』は9月13日(金)日本公開。
作品情報
<STORY>
大富豪の娘で12歳のバレリーナを誘拐した犯罪グループ。5000万ドルの身代金を手に入れるため、残された仕事は郊外の邸宅で少女の身柄を一晩監視するだけ。だがこの少女の正体、実はバレリーナ・ヴァンパイア(踊る吸血鬼)。監禁されたのは人質ではなく誘拐犯だった。誰が何のために?想定外の窮地に立たされた彼らは、24時間のサバイバルに耐えられるのか?
製作総指揮:ロン・リンチ、マクダラ・ケレハー
製作:ウィリアム・シェラック、ジェームズ・ヴァンダービルト、ポール・ナインシュタイン、トリップ・ヴィンソン、チャド・ヴィレラ
脚本:スティーヴン・シールズ&ガイ・ビューシック
監督:マット・ベティネッリ=オルピン&タイラー・ジレット
出演:メリッサ・バレラ、ダン・スティーヴンス、キャスリン・ニュートン、ウィル・キャトレット、ケヴィン・デュランド、アンガス・クラウド、アリーシャ・ウィアー、マシュー・グード、ジャンカルロ・エスポジート
原題:ABIGAIL|2024年|アメリカ|スコープサイズ|ドルビーデジタル|上映時間:1時間49分|提供:ユニバーサル・ピクチャーズ|配給:東宝東和
© 2024 Universal Studios
公式サイト:https://www.universalpictures.jp/micro/abigail
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#映画アビゲイル
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。