イアン・マッケランが、『ロード・オブ・ザ・リング』の新作映画でガンダルフの役に復帰する可能性を語った。
ガンダルフ役にイアン・マッケランが復帰する可能性
俳優イアン・マッケラン(85)が、The Big Issue誌のインタビューに登場。新たな『ロード・オブ・ザ・リング』映画に出演するよう打診されたことを明かした。
マッケランは同役への復帰について「『ロード・オブ・ザ・リング』への熱狂は衰える気配がないね…これ以上は話せませんが、ただ、これからもさらに映画が作られること、そしてガンダルフが再登場することを耳にしている。彼らは私が再び(ガンダルフを)演じることを望んでいるそうだ」と、現在出演交渉中であることを明かした。新作について彼は「出演がいつになるのかや、脚本がどうなるのかはわからない。まだ脚本は書かれていないんだ。だから、早く書いてほしいね」と心待ちにしているようだ。
ケガで療養中のマッケラン、引退の予定はないと宣言
ロンドンのウェストエンドで上演された舞台劇「Player Kings(原題)」でステージから転落し手首を骨折、すでに回復したとは報じられているマッケランだが、彼は2024年の残りを休養にあて、来年には再び演技に戻る可能性があると語っている。そして、新たな『ロード・オブ・ザ・リング』映画の製作が開始されるのはその頃だろうとの予測も立てていた。
マッケランはBBCによる別のインタビューで、「足と肺と頭が働く限り、私は続けるよ」と引退の予定がないことを宣言しており、今後の活躍にも期待が持てそうだ。
新作は、アンディ・サーキスが監督・主演を務めるゴラムの物語
ワーナー・ブラザース・ディスカバリーは5月に、アンディ・サーキスが2本の新たな『ロード・オブ・ザ・リング』映画で監督・主演を務めることを発表。仮題は『ロード・オブ・ザ・リング:ザ・ハント・フォー・ゴラム(原題/仮)』とされ、1作目の公開は2026年を予定されている。
アンディ・サーキスは過去のシリーズでもゴラムの役を務めており、ほかに『ブラックパンサー』クロウ役や、『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』の監督などで知られている。
プロデューサーは『ロード・オブ・ザ・リング』三部作、『ホビット』三部作を監督として手がけたピーター・ジャクソンが担うと発表されており、さらにそれらの作品でガンダルフを演じたマッケランも戻ってくるとなれば、ファンの新作への期待もいっそう高まるだろう。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。