ニコール・キッドマンが母親の訃報により、映画祭のステージを欠席した。
ニコール・キッドマンは土曜日の夜、映画『Babygirl(原題)』での演技によりベネチア映画祭で最優秀女優賞を受賞したが、悲しい知らせが入り、授賞式に出席することができなかった。
キッドマンの名前が発表された後、本人の代わりにステージに上がったのは『Babygirl』の監督であるハリーナ・レイン。彼女がキッドマンに代わって書面によるコメントを読み上げた。
コメントによれば、キッドマンは授賞式に出席するためにベネチアに向かっていたものの、母親の訃報を受け、急きょ帰国することになったとのことだ。
「今日、私はベネチアに到着しましたが、まもなくして、勇敢で美しい母ジャネル・アン・キッドマンが亡くなったことを知りました」とキッドマンは書いています。「今私はショックを受けながら家族の元に行かなくてはなりませんが、この賞は母に捧げたいと思います」
さらに「母は私を形作り、導き、そして“私”にしてくれました。ハリーナ(監督)を通じて皆さんに母の名前を伝えられることに感謝しています。人生と芸術が交錯し、打ちひしがれています。私の心は張り裂けそうです」と思いを綴った。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。