ハーヴェイ・ワインスタインが、緊急の心臓手術を受けた。
日曜の夜、ハーヴェイ・ワインスタインがニューヨーク市のベルビュー病院に緊急の心臓手術のため搬送された。彼はライカーズ島で拘束されており、胸の痛みを訴えていたそうだ。彼は夏の間にも糖尿病などの他の問題で入院しており、さらに入院中に新型コロナウイルスと二重肺炎も患っていた。
ワインスタインは#MeToo運動で最も告発された人物のひとりとなり、裁判の結果収監された元映画プロデューサーであるが、本人は現在も性暴力の疑惑を否定し続けている。
迅速な搬送により心臓を処置されたワインスタイン
ワインスタインの代理人であるクレイグ・ロスフェルドとユダ・エンゲルメイヤーによると、「ワインスタイン氏は複数の医療上の理由により昨夜ベルビュー病院に緊急搬送されました。ワインスタイン氏が本日心臓の処置と手術を受けたことを認めますが、それ以上のコメントは控えさせていただきます」と現状を説明。
彼らはさらに「以前から何度も述べていますが、ワインスタイン氏は継続的な治療が必要な多くの深刻な健康問題を抱えています。彼を迅速にベルビュー病院に搬送してくれたニューヨーク市矯正局(DOC)とライカーズ島のエグゼクティブ・チームに感謝します」と、ワインスタインの迅速な搬送ができたことについて感謝を述べた。
4月に有罪判決が覆り、さらなる審議が進められている
ワインスタインは今週ニューヨークの裁判所に出廷予定で、検察側はワインスタインに対する性犯罪の新たな起訴を進めている最中。ワインスタインはライカーズ島で医療処置を受けているところだった。
今年4月、ワインスタインに対する有罪判決が覆された。彼には23年の懲役刑が言い渡されていた。性暴力に関する2020年の裁判で、裁判官が事件に関与していない性的暴行の証言をあまりに多く認めすぎたとして、裁判所がその判決を無効にしたためである。火曜日には、陪審団が未起訴の3件の疑惑(2000年代半ばの2件の性的暴行と2016年のもう1件)について審議予定だ。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。