テイラー・スウィフトが、米大統領選でカマラ・ハリス氏に投票する意向を示した。
現地時間10日(火)にドナルド・トランプ元大統領と、カマラ・ハリス現副大統領というふたりの大統領候補によって討論会が行われた。討論会後、テイラー・スウィフトは自身のInstagramを更新。TIME誌で撮影された飼い猫とのツーショット写真を添えて、彼女が大統領選でハリス氏に投票する意向を示した。
入念なリサーチと、選挙への参加を呼びかけたテイラー
「皆さんと同じように、私も今夜の討論会を見ました。まだしていないなら、今はすでに重要な問題や、それに対する候補者たちの考え方について調べる良い時期です。私は有権者として、彼らがこの国に対して提案している政策や計画について、できる限りすべてを見たり読んだりします」と、入念なリサーチを呼びかけたテイラー。
彼女は「最近、私が大統領選においてドナルド・トランプを支持しているという偽のAI動画が彼のサイトに投稿されたことを知りました。その出来事は、AIに対する私の恐怖心と、誤情報拡散の危険性を一層強め、私が有権者として選挙で実際にどうする予定なのか、透明化する必要があると結論づけました。誤情報に対抗する最も簡単な対策は、真実を伝えることですから」と、ニセの情報が流れたことにより、自身の意向を発信することにしたと明かした。
ハリス氏とワルツ氏を信じる理由について
さらにテイラーは自身の投票意向について「私は2024年の大統領選でカマラ・ハリスとティム・ワルツに投票します。カマラ・ハリスに投票するのは、彼女が、私が信じる権利や問題のために、戦士のように戦ってくれる人だからです。彼女は着実な能力を持つ指導者。この国が混乱(カオス)状態ではなく落ち着いた状態に向かえば、私たちはこの国でさらに多くのことを成し遂げられると信じています。彼女が副大統領候補に選んだティム・ワルツにも非常に勇気づけられ、感銘を受けました。彼はLGBTQ+の権利、体外受精、女性の自己決定権を何十年も守ってきました」と、ふたりを信じる理由を添えて説明した。
最後に「私は自分なりに調査し、決断をしました。あなたの調査はあなた自身のもので、決断もあなた次第です。そして、特に初めて投票する方にお伝えしたいのは、投票するためには登録が必要だということです!また、事前投票はとても簡単だと思います。登録方法や事前投票の日程と情報を、ストーリーでリンクします」と、有権者の投票を呼びかけ、情報提供を行なったテイラーは、「愛と希望を込めて。子なしの猫好き(※) テイラー・スウィフト」と、締め括りを行った。
※共和党の副大統領候補であるJ.D.ヴァンス上院議員が反対派を揶揄(やゆ)して“子なしの猫好き(Childless Cat Ladies)”と発言したことに由来する。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。