第76回エミー賞にて「SHOGUN 将軍」が作品賞(ドラマ・シリーズ部門)を含む18冠を達成した。
米エンターテイメント界最高峰である第76回プライムタイム・エミー賞が、現地時間9月15日に開催。ディズニープラスで配信中の「SHOGUN 将軍」が作品賞、監督賞を受賞、真田広之とアンナ・サワイがそれぞれ主演男優賞と主演女優賞(ドラマ・シリーズ部門)を受賞した。
「SHOGUN 将軍」18冠の快挙
この4つの賞の受賞により、事前に発表されていたクリエイティブ・エミー賞と合わせて「SHOGUN 将軍」は18冠(作品賞・監督賞・主演男優賞・主演女優賞・撮影賞・編集賞・ゲスト男優賞・キャスティング賞・美術賞・音響編集賞・音響賞・視覚効果賞・スタントパフォーマンス賞・メインタイトルデザイン賞・衣装デザイン賞・メイクアップ賞(歴史劇&ファンタジー)・ヘアスタイリング賞(歴史劇&ファンタジー)・プロステティック メイクアップ賞)という今年度圧倒的な最多受賞を飾ることとなった。
真田広之 主演男優賞受賞スピーチ
ありがとうございます、本当にありがとうございます。なんてことだろう。すばらしいノミニーの皆さんとここにいられて、光栄などという言葉では言い表せません。FX、ディズニー、Huluの皆さん、私を信じてくれてありがとうございました。いつも支えてくれる私のチームの皆さん、ありがとうございます。そして「SHOGUN 将軍」のすべてのキャストとクルーに感謝いたします。皆さんを誇りに思います。
このシリーズは、リスペクトの込められた東西のドリームプロジェクトによって誕生しました。「SHOGUN 将軍」は私に、人々が協力すれば、奇跡を起こせると、すばらしい未来を一緒につくれると教えてくれました。本当にありがとうございます!
Hiroyuki Sanada wins lead actor in a drama series at the 2024 #Emmys for #Shogun pic.twitter.com/Shbmu7WGCA
— The Hollywood Reporter (@THR) September 16, 2024
アンナ・サワイ 主演女優賞受賞スピーチ
名前の発表前から泣いていました。今日の私はめちゃくちゃです…。協会の皆さん、私の名前を、私が見て、愛して育ってきたノミニーたちの名前と一緒に並べてくださってありがとうございます。
FXのチームに感謝します。それからジャスティンとレイチェル(プロデューサー陣)、人生最高の役をいただきありがとうございます。そして、そこにいるヒロ(真田広之)率いるすべてのクルーとキャストに感謝します。ヒロが扉を開き、開き続けてくれました。コスモ(按針役のコスモ・ジャーヴィス)、あなたは私が知る中で最も実直で、誠実で、飛び抜けた俳優です。私に120%の力を注いでくれましたね。
私のチーム、家族にも感謝します。お母さん、愛してるよ。お母さんのおかげで私はここにいる。あなたが私に見せてくれた姿勢が、私の鞠子(マリコ)の演技を生みました。
この賞を、見返りを期待せずに皆の模範であり続けているすべての女性に捧げます。本当にありがとうございます。
Anna Sawai wins lead actress in a drama series at the 2024 #Emmys for #Shogun pic.twitter.com/XDSdlv8VHG
— The Hollywood Reporter (@THR) September 16, 2024
ジャスティン・マークス&真田広之 作品賞受賞スピーチ
ジャスティン・マークス「最高の栄光をありがとうございます。すばらしいパートナーであるディズニー、Hulu、そしてFXに感謝します。(日米の関係者の名を挙げて感謝を示しながら、)どうしたらこれほどまでのものができるのか見当もつきません。皆さんの信念、すばらしいチームに感謝します。日本と北米のすばらしいキャスト、クルーに感謝します。そしてこれ(トロフィー)はヒロさん(真田広之)に渡したいと思います」
真田広之「(マークスに英訳を依頼した上で、日本語で)これまで時代劇を継承し、支えてきてくださったすべての方々、そして監督や諸先生方に心より御礼申し上げます。あなた方から受け継いだ情熱と夢は海をわたり…国境を越えました。Thank you so much!!」
#Shogun wins best drama series at the 2024 #Emmys pic.twitter.com/pBT0CFBXeW
— The Hollywood Reporter (@THR) September 16, 2024
tvgrooveをフォロー!
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。