第76回エミー賞にて18冠を達成した「SHOGUN 将軍」のキャストからコメント、インタビューが到着。
米エンターテイメント界最高峰である第76回プライムタイム・エミー賞が、現地時間9月15日に開催。ディズニープラスで配信中の「SHOGUN 将軍」が作品賞、監督賞を受賞、真田広之とアンナ・サワイがそれぞれ主演男優賞と主演女優賞(ドラマ・シリーズ部門)を受賞した。日本人の受賞者は史上最多となる9名だ。
作品賞受賞の瞬間には、会場中からの拍手を浴びながら、SHOGUNチームのキャスト&スタッフ全員が登壇。エグゼクティブ・プロデューサーのジャスティン・マークスの受賞スピーチの後、本作でプロデューサーも務める真田広之が日本語でスピーチを行った。
このたび急きょ、作品賞と主演男優賞のダブル受賞によりエミー賞のトロフィーをふたつ手にした真田広之(プロデューサー/吉井虎永役)、主演女優賞を受賞したサワイ・アンナ、受賞は逃したものの助演男優賞へのノミネートを果たした平岳大の3人から、日本の観客に向けた受賞コメント・今後に向けたインタビューが届いた。
真田広之(プロデューサー/吉井虎永役)作品賞、主演男優賞受賞 コメント
チームメートがたくさん会場にいてくれたので、ひとりじゃない、みんなの代表としていただくという思いで壇上に上がりました。
この意味は数年後にわかる気がする。自分にとっても大きなことですが、今後の業界、若い俳優たちに大きな布石になるのではないかと。いろんな才能が海外に飛び出していくのをサポートしたい。
世界中から次も観たいという声をいただき、次(シーズン2)もやろうかという話になった。ライターズ・ルームがオープンし、ロケ地・スタッフィングの話をしています。「SHOGUN 将軍」のテイストに合ったものを選びながら、フィクショナル・エンターテイメントとして仕上げていきたい。1年後(の撮影開始)を目指しています。
長い旅の始まりに今、立ったところ。70%が日本語のセリフの作品が、この結果に繋がったことは、(「SHOGUN 将軍」の物語を伝える)可能性が広がったと感じます。
アンナ・サワイ(戸田鞠子役)主演女優賞受賞 インタビュー
質問1:アジア人初の主演女優賞受賞という歴史的快挙について感想は?
アンナ・サワイ(以下アンナ):夢のようで本当にまだ信じられてない、明日起きたら一回つねってみたいです。
質問2:今回の受賞を誰に伝えたいですか。
アンナ:一番は母親です。今日も授賞式に一緒に来てくれてステージ上からも感謝の気持ちを伝えました。あとは、日本人のコミュニティの皆さんと一緒に祝いたいです。
質問3:今後の女優としての目標は?
アンナ:自分にとって意味のあるものを演じたい。SHOGUNのように、キャラクターが自分の一部になって、観てる皆さんが感じ取るものが大きい、奥の深いキャラクターや物語を選んでいきたい
質問4:日本のファンへのメッセージ
アンナ:いつも応援して頂いてありがとうございます。これからも国境問わず色んな所で頑張って皆さんと一緒に盛り上げていきたいです。
平岳大(石堂役)助演男優賞ノミネート インタビュー
質問1:エミー賞授賞式に参加されて、作品賞受賞の際、壇上に上がられていかがでしたか?
平岳大(以下、平):しばらくの間、手が震えてました(笑)
質問2:「SHOGUN 将軍」、すばらしい結果になっていますが、どのあたりが評価されたと思いますか?
平:どのあたりでしょう…ミステリアスな部分、共感できる部分がいい具合にミックスされたからですかね。
質問3:受賞を受けて、日本でも盛り上がっていますが、日本のファンに向けて一言いただけますか。
平:「SHOGUN 将軍」をまだご覧になっていない方は、ぜひディズニープラスでご覧ください!
「SHOGUN 将軍」はディズニープラスにて配信中。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。