映画『悪魔と夜ふかし』より、本編映像が解禁。
テレビ番組の生放送中に起きる怪異を描き、全米でヒットしたホラー映画『悪魔と夜ふかし』が、10月4日(金)より日本公開となる。今作より、その“放送事故”の舞台となる深夜トーク番組「ナイト・オウルズ」をフィーチャーした本編映像が解禁された。
リアルでレトロな本編映像
【動画】『悪魔と夜ふかし』本編映像
アメリカで生まれた番組ジャンル“深夜トーク番組”は、ニュース番組の終わる23時前後から始まり、番組の顔といえる司会者がその日の時事ネタに切り込んだり、人気有名人をインタビューコーナーに呼んだり、バンドが生演奏したりといった特徴で知られている。本作の舞台となる「ナイト・オウルズ」もその形式でつくられた番組だ。
第1回放送は1971年4月4日であることが語られ、ベトナム戦争での敗北や石油危機などと結びついた経済的な混乱、社会的不安が顕著であった時代であることがわかる。未来への諦観や社会への怒り・戸惑いに比例するように、当時は超常現象・オカルトブームも起きていたのだ。
デヴィッド・ダストマルチャン(『アントマン』シリーズ、『ブギーマン』)演じる主人公ジャック・デルロイを番組ホストに据え、深夜の人気番組になっていく「ナイト・オウル」。ジャックはその勢いで“深夜の帝王の座”を目指すが…。
映像では、まるで実際に70年代に放映されていたかのようかリアルなレトロさで記録映像がフィーチャーされ、作品の世界観に没入することができる。
監督兄弟と深夜トーク番組の根深い関係
監督はオーストラリア出身のコリン&キャメロン・ケアンズ兄弟。これまでに『モーガン・ブラザーズ』『スケア・キャンペーン』、そして今作と、継続的にホラー作品を発表してきた。
彼らは深夜トーク番組「ザ・ドン・レーン・ショー」(75〜83年)とともに幼少期を過ごしたという。同番組はアメリカで放映されていた「ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジョニー・カーソン」(62〜92年)のオーストラリア版だそうだが、“司会ドン・レーンによるセット崩壊と番組放棄”という放送事故は伝説となっており、彼らの記憶に残り続けていたという。
監督コンビに染み付いた記憶にも基づく「ナイト・オウルズ」で一体何が起きるのか…ハロウィンの夜の衝撃を描く『悪魔と夜ふかし』 は10月4日(金)TOHO シネマズ 日比谷ほかにて全国順次公開。
『悪魔と夜ふかし』作品情報
<STORY>
1977年、ハロウィンの夜。テレビ番組「ナイト・オウルズ」の司会者ジャック・デルロイは生放送でのオカルト・ライブショーで人気低迷を挽回しようとしていた。
霊聴、ポルターガイスト、悪魔祓い…怪しげな超常現象が次々とスタジオで披露され、視聴率は過去最高を記録。しかし番組がクライマックスを迎えたとき、思いもよらぬ惨劇が巻き起こる…。
監督・脚本・編集:コリン・ケアンズ、キャメロン・ケアンズ
出演:デヴィッド・ダストマルチャン、ローラ・ゴードン、フェイザル・バジ、イアン・ブリス、イングリット・トレリ、リース・アウテーリ
原題:LATE NIGHT WITH THE DEVIL|オーストラリア|カラー|ビスタ|5.1ch|93 分|字幕翻訳:佐藤恵子|PG-12
©2023 FUTURE PICTURES & SPOOKY PICTURES ALL RIGHTS RESERVED
配給:ギャガ
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