「東京コミックコンベンション2024」(以下、「東京コミコン2024」)のメインビジュアルと「コスプレコレクション」開催が発表された。
「東京コミコン2024」の“顔”であるメインビジュアルが決定
「東京コミコン2019」から始まった「メインビジュアルコンテスト」も今回で6回目。6月から約3ヶ月間開催された今回のコンテストにも、プロ・アマ・一般・学生を問わず世界中から力作が集まったようだ。
そして、ついに今回の「東京コミコン2024」の顔となるメインビジュアルが決定。グランプリに選ばれたのは、台湾で活躍するストリート・アーティスト<VASTAR>氏による作品だ。
VASTAR氏のストリートアートでは廃材やスプレー缶、廃鉄、木材、レンガなどが活かされることも特徴。過去にはSWATCH、GOGORO、SEGA、NIKEなど多くのブランドとコラボ歴もあり、数々の国際的なアート展にも招待されている。今後の活躍が期待される現代アーティストのひとりだ。
彼は以下コメントのとおり、喜びを表明している。
VASTAR氏 コメント
喜びと感謝の気持ちだけでは、この感動を表現しきれません。自分の作品が世界に見られるなんて、今でも信じられない気持ちです。でも、マンガという偉大な文化のように、何事も可能なんだと思います。
子供の頃、本の中のファンタジーの世界をめくりながら、どんな人にでもなれると夢見ていたように、創作の道を歩む中で、私もその一部であることが本当に嬉しいです。想像の世界の中で、「あなた」が新しい章を開く主人公です!
「東京コミコンコスプレコレクション」ステージが誕生
過去のコミコンで多くのコスプレイヤーから支持を得てきた「コスプレファッションショー」と「チャンピオンシップ」だが、今回はそれらが融合しグレードアップした「東京コミコンコスプレコレクション」ステージが誕生することが発表された。
今年は、コスプレ衣装での参加者のほか、バウンドコーデやアメコミコーデ、自慢のファッションなど、様々な衣装やコーデでの参加者が募集されるようだ。ひとりでの参加や家族、友達、子どものみでも応募が可能であるほか、シークレットゲストや著名人の参加も公式で仄めかされており、あらたな「コスプレコレクション」に期待が高まる。
「東京コミコン2024」初のダンス・イベントの開催も
さらに、今年の東京コミコンでは初のダンス・イベント「アメコミ制服ダンス・フェス feat. アバンギャルディ」の開催も決定。参加条件を「使用曲がアメコミ・ヒーロー映画やドラマ、アニメで使われたものであること」「ふたり以上のグループで全員がおそろいの制服ないし統一感のあるコーデであること(コスプレも可)」の2点とし、アメコミとダンス・カルチャーが融合したステージが実施される。
本イベントには、プロ・アマを問わず誰でも応募可能。東京コミコン実行委員会による厳正な審査のうえ、複数のグループが東京コミコンの「メインステージ」でダンスを披露できることになる。
そしてこのイベントにはタイトルのとおり、アバンギャルディが特別出演を果たす。アバンギャルディは人気番組「アメリカズ・ゴット・タレント」のファイナリストとしておそろいの制服姿でそろったダンスを披露、審査員たちを驚かせたことで知られるダンスチーム。テレビ番組やCMなどでその姿を見たことがある方もいるだろう。
アバンギャルディ コメント
初のダンス・イベント、<アメコミ制服ダンス・フェス>に私たちも参加することになりました。当日はアバンギャルディもアメコミ映画やドラマのテーマ曲にあわせた特別なパフォーマンスをお見せしちゃうかも!?皆さんもぜひ参加してください!東京コミコン2024でお会いしましょう!
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。