エミリー・ブラントが、出演映画『プラダを着た悪魔』への子どもたちの反応が芳しくなかったと明かした。
娘たちにとってエミリーが「これまで会った中でもっとも意地悪」?
俳優エミリー・ブラント(『オッペンハイマー』『フォールガイ』)がPage Sixのインタビューに応じ、家族のあるエピソードについて語った。ブラントによると、夫ジョン・クラシンスキーとの間のふたりの娘、ヘイゼル(10)とヴァイオレット(7)が、『プラダを着た悪魔』(06年)で彼女が演じたキャラクター“エミリー・チャールトン”に強い不快感を示したそうだ。
ブラントの演じた神経質な人物エミリー・チャールトンは、映画の中に登場するファッション雑誌「ランウェイ」のアシスタント。ブラントは編集長のミランダを演じたメリル・ストリープ、新入りのアンディを演じたアン・ハサウェイと共演した。
「娘たちは、私のことを今まで会った中でもっとも意地悪な人だと思ったみたい」と、娘たちの反応を語ったブラント。幼い娘たちにとっては、主人公アンディに対して強い態度を取るエミリーは受け入れられなかったようだ。
ブラントの思い出に残る『プラダを着た悪魔』
ブラントはハリウッド・リポーター誌でのインタビューで今作について「この作品がこんなにも人々に消えない印象を残しているなんて本当にびっくりだよ…毎週のように話に出されるよ」と彼女は語り、メリル・ストリープ、アン・ハサウェイ、スタンリー・トゥッチらとともに過ごした今作の撮影期間を「一生残る最高の時間」と振り返っていた。
「当時、私は若くて、これが私にとって初めての大作映画だった」と回想した彼女は、「エージェントから初週末の興行成績の話を聞いたとき、私は『それって良いことなの?』って感じだったよ。どれくらいが良成績なのかも知らなかったの」と明かしていた。『プラダを着た悪魔』は公開後、世界興行収入で3億2,600万ドルを超える大ヒットを記録。メリル・ストリープはミランダ役でアカデミー賞にノミネートされた。
まだキャスト契約は進んでいないものの、ディズニー社が今作の続編を企画中であり、ストリープやブラント、ハサウェイが再出演する可能性にもファンは期待しているだろう。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。