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映画『エマニュエル(原題)』日本公開決定! 74年にも映画化された有名官能小説が、女性監督により現代版としてよみがえる[場面写真あり]

© 2024 CHANTELOUVE - RECTANGLE PRODUCTIONS – GOODFELLAS – PATHÉ FILMS FILMS/TV SERIES
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映画『エマニュエル(原題)』の日本公開が決定。

映画『エマニュエル(原題)』(EMMANUELLE)が2025年1月10日(金)より日本公開となることが発表された。さらに今作は第37回東京国際映画祭(10月28日(月)〜11月6日(水)開催)の「ガラ・セレクション」部門での上映も決定している。

スペイン語圏最大の映画祭で喝采を浴びた『エマニュエル』

現地時間(スペイン)9月20日(金)に開幕となった、第72回サン・セバスティアン国際映画祭(SSIFF)。カンヌ、ベルリン、ベネチアに次ぐヨーロッパの国際映画祭とされる、スペイン語圏最大の映画祭SSIFFのオープニング作品となったのが『エマニュエル』だ。9月25日(現地時間)にフランスで公開となる今作、映画祭での上映ではスタンディングオベーションが起こった。

© 2024 CHANTELOUVE - RECTANGLE PRODUCTIONS – GOODFELLAS – PATHÉ FILMS

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『エマニュエル』は、1974年の映画化版でも世界に注目された官能文学の傑作「エマニエル夫人」を、新たな解釈で現代に甦らせる注目作。監督は『あのこと』(22年)のオードレイ・ディヴァン。同作でヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞した、新進気鋭の女性監督だ。

主演はノエミ・メルラン(『燃ゆる女の肖像』(20年)、『TAR/ター』(23年))。さらにウィル・シャープナオミ・ワッツジェイミー・キャンベル・バウアーらが共演に名を連ねる。

新進気鋭の女性監督による名作官能小説の映画化

映画祭での上映前には記者会見が行われ、過去の同名作品とはまったく異なるアプローチを行った今作について、ディヴァン監督は「今作をリメイクとは考えていません」とのスタンスを明かしている。

さらに掘り下げて、「“エロティシズム”というのは何を隠し、何を見せるかということだと考えています。70年代最初に映画化された作品は、その枠を拡大しようとするものでした。そして、実際に拡大されたため、人々の記憶に強く残りました。私は、今回異なる試みをしました。あえて枠を設けてみたのです。観る者の想像力をかきたて、画面外の状況も利用して引きこめるのか。今はすべてを見たければ、インターネットやポルノがあります。そういう時代でも、エロティックな映画に人を引きこめるのか。それを考えて取り組みました」と語った監督。現代ならではの“エロティシズム”の表現に注目が集まる。

ノエミ・メルラン「ストーリーがすんなり腑に落ちた」

主演のノエミ・メルランは本作への出演について「私はオードレイ監督も『あのこと』も大好きで、彼女のまなざしや作品のファンなので、お声がけいただいて嬉しかったですし、興味をそそられました」と喜ぶ。

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さらに「ワクワクしながら脚本を読んで、とても強いつながりを感じました。エマニュエルの中に、私がいたんです。映画の冒頭では、エマニュエルは抜け殻のように心と身体が解離しています。彼女は社会の要求に応えていて、自身の悦びはありません。そこから、本当のエマニュエルになろうとする彼女の旅、物語がはじまります。本当の自分とつながり、悦びを得て、すべてから解放されるために。私にはストーリーがすんなり腑に落ちたので、お受けしました」と、メルランは主人公エマニュエルへの感情移入がしやすかったことを語った。

『エマニュエル(原題)』は2025年1月10日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。

『エマニュエル(原題)』作品情報

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<STORY>
エマニュエルは仕事でオーナーからの査察依頼を受け、香港の高級ホテルに滞在しながらその裏側を調べ始めるが、ホテル関係者や妖しげな宿泊客たちとの交流は、彼女を禁断の快楽へといざない…。

原題:EMMANUELLE
監督:オードレイ・ディヴァン(『あのこと』)
原案:エマニエル・アルサン著「エマニエル夫人」
脚本:オードレイ・ディヴァン、レベッカ・ズロトヴスキ
出演:ノエミ・メルラン(『燃ゆる女の肖像』『TAR/ター』)、ウィル・シャープ、ジェイミー・キャンベル・バウアー、チャチャ・ホアン、アンソニー・ウォン、ナオミ・ワッツ
日本公開:2025年1月10日(金)
配給:ギャガ
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