マーベル・スタジオ最新作『サンダーボルツ*』より特報映像&ティザーポスターが公開。
今年7月に公開となった『デッドプール&ウルヴァリン』が大ヒットを記録、ドラマシリーズ「アガサ・オール・アロング」が先週より配信開始となり、2025年2月14日には『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』の公開も控えるマーベル・スタジオ。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)劇場公開最新作となる『サンダーボルツ*』の日本公開が2025年のゴールデンウィークに決定した。
『サンダーボルツ*』(原題:Thunderbolts*)は、マーベル映画史上初、個性豊かなヴィラン(悪役)たちが主役を務める作品。これまでの映画やドラマシリーズでヒーローたちを悩ませてきたヴィランたち6名が、今作では主人公チームとして苦境に立ち向かうことになる。監督を務めるのは、A24製作の配信ドラマ「BEEF/ビーフ ~逆上~」や、『ペーパータウン』(2015)を手掛けたジェイク・シュライアーだ。
“超クセ者”なヴィランたちが集められた意味とは…?
メンバーはクセ者ぞろい。まず『ブラック・ウィドウ』「ホークアイ」に登場した“ブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフの妹”エレーナ(フローレンス・ピュー)。彼女はロシアのスパイ組織で洗脳を受けた過去を持ち、高い戦闘能力を誇る。ナターシャとエレーナの父であり、キャプテン・アメリカのライバルを自称していたレッド・ガーディアン/アレクセイ(デヴィッド・ハーバー)は今作でもエレーナと軽快なやり取りを見せてくれそうだ。
さらに、『キャプテン・アメリカ』シリーズや「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」で活躍する、“キャプテン・アメリカ/スティーヴ・ロジャースの幼馴染”、ウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ(セバスチャン・スタン)も登場。彼も悪の組織による洗脳を経験しているが、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『アベンジャーズ/エンドゲーム』ではヒーローたちとともに世界の危機に立ち向かった。
USエージェント/ジョン・ウォーカー(ワイアット・ラッセル)は、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」において陸軍での活躍を買われ、2代目キャプテン・アメリカに任命されたが、世間からのプレッシャーに追い詰められて任務中に大失態を犯してしまい、その肩書と権限をはく奪された。
『ブラック・ウィドウ』に登場したタスクマスター/アントニア・ドレイコフ(オルガ・キュリレンコ)は、驚異的な身体能力とコピー能力により、キャプテン・アメリカやホークアイといったアベンジャーズのメンバーの技も使いこなし、ナターシャやアレクセイを苦労させた。
そしてゴースト/エイヴァ(ハナ・ジョン=カーメン)は、『アントマン&ワスプ』に登場したヴィラン。幼少期の不運な事故により、あらゆる物体をすり抜ける特殊能力を得たことから通称“ゴースト”と呼ばれるが、彼女は自身の治療法を求める過程で強引な手段を連発し、アントマンらと戦うことになった。
そして過去の作品でも何やら隠された目的がありそうな行動を繰り返してきたCIA長官、ヴァルことヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ(ジュリア・ルイス=ドレイファス)の計画は今作で明らかになるのだろうか。クセ者たちが集まられた理由とは果たして…。
【特報映像】『サンダーボルツ*』
解禁となった特報映像では、かつてヴィランとして登場してきた彼らが集結する様子が映し出されている。出会い頭に戦闘が始めたり、施設内に閉じ込められたり、エレーナらが乗る車をバッキーがなぜか爆破したりと、急展開の数々が納められたこの映像に現れた謎の人物“ボブ”とはいったい何者なのか。
マーベル最新作『サンダーボルツ*』は2025年GW日本公開。マーベル初のヴィランチームの活躍に期待が高まる。
『サンダーボルツ*』作品情報
タイトル:『サンダーボルツ*』
原題:『Thunderbolts*』
監督:ジェイク・シュライアー(『ペーパータウン』)
キャスト:フローレンス・ピュー、デヴィッド・ハーバー、セバスチャン・スタン、ワイアット・ラッセル、オルガ・キュリレンコ、ハナ・ジョン=カーメン、ジュリア・ルイス=ドレイファス
US公開日:2025年5月2日
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フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。