人気歌手/女優のセレーナ・ゴメスがつけていた、「1973」と、かたどられたネックレスには、実は政治的なメッセージが込められていたようだ。
6月12日(水)、トーク番組「Live With Kelly and Ryan」に出演したセレーナ・ゴメス。その時セレーナは「シャネル」のブルーとホワイトの鮮やかなドレスに、ホワイトのハイヒール、そして14カラットのゴールドのネックレスを着用していた。
このネックレスは「1973」とかたどられていたのだが、どうやらこれには政治的なメッセージが込められていたようだ。
https://twitter.com/SGomezNewsCOM/status/1138968899414876160
セレーナのスタイリストのケイト・ヤングによると、このネックレスは「Sophie Ratner Jewellery」というブランドのものだそう。実はネックレスでもかたどられている1973年は、ロー対ウェイド事件があった年だ。
ロー対ウェイド事件とは、「妊娠を継続するか否かに関する女性の決定はプライバシー権に含まれる」として、アメリカ合衆国で違法とされていた妊娠中絶を女性の権利と認め,人工妊娠中絶を不当に規制する州法を違憲とする、連邦最高裁判所の判決がくだされた、人工妊娠中絶の合法化に道を開いた裁判だ。
先月、米ジョージア州で、妊娠中絶を厳しく制限する州法「中絶規制法」が成立。この州法は、胎児の心音が確認出来る段階に入った後の中絶を禁じるもので、女性の人権をないがしろにしていると、反発の声が多く上がった。
セレーナはこのネックレスをつけることで、政治的メッセージを送りたかったのかもしれない。またこのネックレスは380ドル(約4万円)で、そのうちの30%が避妊や中絶をしたいけど経済的に不利な立場にいる患者の方々のための組織に寄付されるという。
selena was wearing this 1973' necklace in honor of women's right to abortion! pic.twitter.com/BxyCTtj2CZ
— AS (@archivesgowmez) June 12, 2019
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