フランシス・フォード・コッポラが、“ジョーカー2”こと『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』のトッド・フィリップス監督を褒め称えた。
“トッド・フィリップス監督は常に観客の一歩先を行く”
現地時間10月5日(土)、『ゴッドファーザー』シリーズや『地獄の黙示録』といった有名作で知られる映画監督フランシス・フォード・コッポラが、自身のInstagramを更新。『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』のトッド・フィリップス監督の才能を称えるコメントを投稿した。
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コッポラは投稿のキャプションで「トッド・フィリップスの映画は一貫して私を驚かせ、楽しませてくれる。『ハングオーバー!』以来、彼は常に観客の一歩先を行き、観客の予想だにしないことをしてきた」と、予測不能のフィリップス監督の作品を称賛。最後に「『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』を称えよう!」とエールを送っている。
賛否両論で話題の今作、ぜひご自身の目で確かめて
『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は大ヒットした前作『ジョーカー』(2019年)以上に奇抜な作風や、驚きの展開などにより、観客にさまざまな意味での衝撃を与える1作。賛否両論を生んでいる今作の評価は、米映画批評サイト「ロッテントマト」(Rotten Tomatoes)で批評家スコア33%、観客スコア31%と現状芳しくない状態だが、巨匠コッポラの「観客の先を行く」作品であるとの称賛はフィリップス監督にとっても今作のほかのキャスト/スタッフにとっても励みになる言葉だろう。
『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は10月11日(金)日本公開。フィリップス監督の「先を行く」スタイルを吉と見るか凶と見るか、それは観る人によっても異なってくるだろう。ぜひご自身の目で確認していただければ幸いだ。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。