ワン・ダイレクションのルイ・トムリンソンが故リアム・ペインへの追悼文を掲載した。
ワン・ダイレクションのルイ・トムリンソンが自身のInstagramを更新、現地時間10月16日に31歳で急逝したリアム・ペインへの追悼文を掲載した。
「ずっと求めていた優しい兄弟のような存在」
「この言葉を書いていることが信じられないほど悲しいけれど、昨日、僕は兄弟を失った。リアムは、毎日僕が憧れを抱いていた人で、ポジティブで愉快で、優しい人だった。初めてリアムに会ったのは、彼が16歳で僕が18歳のとき。彼の歌声にはすぐに感動したけど、それ以上に嬉しかったのは、時間が経つにつれて、僕がずっと求めていた優しい兄弟のような存在を得られたことだったんだ」と、憧れる相手としても、気の置けない兄弟としてもリアムが貴重な存在であったことを語ったルイ。
続けてルイは「リアムは優れたメロディーセンスを備えたすばらしいソングライターだった。僕らはグループで経験した作曲における化学反応を再び起こすために、スタジオでまた一緒に作業しようなんてよく話していたね。そして言っておきたいのは、個人的には、リアムこそがワン・ダイレクションで最も重要な存在だったということだ。若い頃からの経験、完璧なピッチ、ステージでの存在感、作曲の才能。挙げればきりがないね。僕たちを形作ってくれてありがとう、リアム」と、音楽的な面においてもグループを支えたリアムを称えた。
リアムとの長電話は、ルイにとって至福の時間だった
終盤には「リアム、聞こえているかな。僕の人生に君がいてくれたことは信じられないほど幸運だったと感じているけど、さよならを言うのが本当に辛いよ。グループが離れ離れになってからもさらに親しくなれたことに感謝している。何時間も電話で語り合い、何千ものすばらしい思い出を一緒に振り返るのは、僕がずっと君と続けていくことができる贅沢だと思っていたんだよ。もう一度君とステージに立ちたかったけれど、それは叶わなかったね」とリアムに呼びかけ、「君に伝えたいのは、もしベア(リアムの息子)が僕を必要とする時があれば、彼にとって必要な叔父として側にいるし、君がどれだけすばらしかったかを語って聞かせるということだ」と安心させようとするような言葉が綴られた。
そしてルイは「さよならを言う機会があればよかった、もう一度だけ君を愛していると言いたかったよ。Payno、マイボーイ、僕の親友のひとり、そして僕の兄弟、愛しているよ同胞よ。安らかに眠ってくれ」と、最後まで愛に満ちた追悼文を締めくくった。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。