アナ・ケンドリックが子どもを持ちたくない理由について語った。
以前から“親になるつもりがない”と明かしている俳優アナ・ケンドリック(39)が、最近再びこの話題に触れた。Flow Space誌のインタビューに応じたケンドリックは、親になることに関する男女間の考え方の違いについて指摘した。
ケンドリックは映画『ピッチ・パーフェクト』シリーズや『イントゥ・ザ・ウッズ』『シンプル・フェイバー』などへの出演で知られ、今後『シンプル・フェイバー』の続編も製作が報じられている。
子育てについて“男性がよく言うフレーズ”は…
「男性が将来子どもを持ちたいという気持ちを話すときによく言うフレーズについて最近考えていて、思ったの。女性がそういう言い方をするのは聞いたことがないぞってね」と語ったケンドリックは、“男性がよく言うフレーズ”として「彼らは『そうだな、いつの日か…数人の子どもが家で走り回っているかもね』とか言うんだよ」と説明。
ケンドリックはそのような男性の発言について「女性がそんなこと言うの、聞いたことないよ!」と批判。同誌の記載によれば彼女は“不信感をあらわにした真顔”を見せていたという。
「だって、それって明確な光景を想像しているってことでしょう?仕事を終えて帰宅して、よくあるブリーフケースを置いて、自分のためのカクテルを作って、外の庭にはLaura Ashleyのドレスを着た女性がいて、数人の子どもが走り回ってるんだよ…白い服でね!えっと、『あなたはその光景のどこにいるんですか』って感じ」とケンドリックは想像を広げ、それが「本当に神経を逆撫でするようになったんだ」と不快さを表した。
男性にとって子育ては「手伝う」もの?
「たとえば、夫たちが子育てを『手伝うよ』って言うのを聞くときと同じ感覚だよ。両親共働きなのにだよ!いつも私は何か言ってやりたくなるけど、結局『まあ、私は“子なしの猫好き女性”だし、何も言わないでおこう』ってなるの」と語った。
共働きの夫婦が増えている現代にもかかわらず、子育ては“手伝うもの”だと考え、外から子どもを眺めるような男性が散見される現状をケンドリックは嘆き、それも彼女が子どもを持ちたくない一因になっているようだ。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。