故リアム・ペインの遺体から、複数の薬物が発見された。
複数のドラッグと、吸引器具も発見
現地時間10月16日にアルゼンチン・ブエノスアイレスのホテル「the CasaSur Palermo Hotel」の自室から転落し急逝したワン・ダイレクションのリアム・ペインについて、検視が行われた。
ABCニュースの報道によれば、リアムの体内からは「ピンクコカイン」を含む複数の薬物が検出されたようだ。ナショナル・キャピタル・ポイズン・センターの説明によると、「ピンクコカイン」は一般的にメタンフェタミン、ケタミン、MDMAなどを組み合わせた娯楽用薬物であり、必ずしもコカインを含むわけではないという。
ABCニュースによると、リアムのホテルの部屋からは、薬物を吸引するために使用される「即席のアルミパイプ」も発見された。リアムの遺体は、検視が完了するまでアルゼンチンで保管されるそうだ。
直接的な死因は落下時の出血やケガによるものとされる
ブエノスアイレス緊急医療サービス(SAME)のディレクターであるアルベルト・クレセンティ氏が語ったところによれば、当日の夜に、アルコールやドラッグなど何らかの影響を受けている可能性がある男性が“異常な行動”をとっているとして緊急サービスが呼ばれ、その“男性”がリアムだった。BBCが共有した記録によれば、従業員はホテルに「3日間滞在していた」リアムは、死去前に「部屋全体を荒らしていた」と語っているそうだ。
PEOPLE誌の報道によれば、直接的な死因は複数のケガや「内出血および外出血」だそうで、検視官は25のケガが「高所からの落下により引き起こされたものと合致する」こと、「頭部のケガは死にいたる原因となり得るものだった」こと、「頭蓋骨、胸部、腹部、四肢の内出血および外出血」も死の一因になり得ることが、解剖の予備報告で発表されている。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。