デンゼル・ワシントンが「ブラックパンサー」3作目に出演予定。
先日来日も果たした俳優デンゼル・ワシントンが、残りわずかな俳優業の中で「ブラックパンサー3」に出演することを明かした。
【動画】デンゼル・ワシントン インタビュー(英語)
8月にのVariety誌のインタビューにおいて、「あとわずかしか映画をつくるつもりはない」と語っていたワシントンだが、その「わずか」の中には「ブラックパンサー」シリーズの3作目も含まれているようだ。『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』のプロモーションでオーストラリアの番組「Today」に出演した彼は、ライアン・クーグラー監督が「ブラックパンサー3」で彼に役を用意していると明かしたのだ。
数少ない残りの出演作にマーベル作品が仲間入り
「私にとって重要なのは、映画監督たちだ。特にこの段階では、最高の人々とだけ仕事がしたい」と語り、「もう何本も映画を作るつもりはない。おそらくもうそんなに多くないよ。今までやってこなかったことに挑戦したいんだ」とキャリア終盤の挑戦意欲を明かしたワシントン。その挑戦はマーベル映画でも実現することだろう。
「私は22歳でオセロを演じた。そして今、70歳でまたオセロを演じようとしている」と振り返ったワシントン。2025年2月の公演となるシェイクスピア作品「オセロ」では、ブロードウェイでジェイク・ジレンホールと共演予定だ。
「その後はハンニバルを演じ、その後スティーブ・マックイーンと映画の話をしている。さらにその後、ライアン・クーグラーが次の『ブラックパンサー』で私に役を用意してくれているんだ。そして『オセロ』の映画版をやった後に『リア王』をやって、そして引退する」と、ワシントンは詳細な今後のキャリアを明かした。
1作目で“ブラックパンサー”を演じ、複数のMCU作品に出演するも、2020年に亡くなったチャドウィック・ボーズマンが、生前にワシントンがボーズマンの学費を支援してくれたことを明かし、「デンゼル・ワシントンなしにブラックパンサーはありえない」と感謝を示していたこともあり、シリーズにワシントンが参加することは非常にドラマチックな展開だ。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。