映画『セカンドステップ 僕らの人生第2章』の公開が決定。
ネイサン・シルヴァー監督作『セカンドステップ 僕らの人生第2章』(原題:BETWEEN THE TEMPLES)の公開日が12月20日(金)に決定。併せて場面写真も解禁となった。
2024年サンダンス映画祭にてプレミア上映が行われ、USドラマ部門審査員大賞、第74回ベルリン国際映画祭ではパノラマ部門観客賞にノミネートしたことで大いに話題となり、ソニー・ピクチャーズ・クラシックスが全世界配給権を獲得した本作には、製作にティム・ヘディントン(『aftersun/アフターサン』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』)、主演にジェイソン・シュワルツマン(『グランド・ブタペスト・ホテル』『アステロイド・シティ』)、さらにベテラン女優キャロル・ケイン(『狼たちの午後』『アニー・ホール』『デッド・ドント・ダイ』)を迎え、監督はザ・ニューヨーカー誌が「今日活躍するインディペント映像作家の中で、最も独創的な一人である」と称賛したネイサン・シルヴァーが務める。シルヴァーの監督作品が日本で公開されるのは今回が初のことだ。
「とんでもなく型破りなスクリューボール・コメディ!」(Indiewire)、「笑いと涙の人間活劇」(Variety)など、新たなクオリティムービーの傑作として話題を集めた本作の日本公開に期待だ。
『セカンドステップ 僕らの人生第2章』あらすじ
舞台は、NY郊外。事故で突然妻を失い、信仰の危機に陥ったユダヤ教の先唱者40歳のベンと彼の音楽教師だった70歳のカーラと奇跡の再会。ユダヤ教徒の13歳の成人式“バット・ミツバ”をしたいという彼女の長年の夢を叶えようと時間を共にする中、ベンとカーラは諦めかけた自分の人生を取り戻していく。
悩めるすべての大人に贈る人生讃歌
ユダヤ教独自のカルチャーをモチーフに、先唱者なのに歌えなくなった人生中盤40歳のベンジャミン、70歳だけれどバット・ミツバ(13歳の成人式)をしたいカーラ、レズビアンの母親たち、異教徒とのクロスオーバーなど、現代的な多様性を取り入れ、物語が面白く展開していく。
予期せぬ出会いによって再び人生が奏ではじめる主人公たちの姿から、「人生はいつでも再スタートできる。何が起こるかわからないから面白い」という前向きなメッセージを受け取るだろう。ドラマコメディに対して独特なリズムを生み出す撮影・編集、60年代ポップカルチャーを想起させる、ザ・チャーチルズ、アリク・アインスタインなど世界で活躍したユダヤ教由縁のシンガーソングライターらによる楽曲など、センス抜群な演出手腕にもご注目いただきたい。
悩めるすべての大人に贈る人生讃歌『セカンドステップ 僕らの人生第2章』は12月20日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMA他にて全国公開。
作品情報
タイトル:『セカンドステップ 僕らの人生第2章』
原題:Between The Temples
監督:ネイサン・シルヴァー
脚本:ネイサン・シルヴァー、C・メイソン・ウェルズ
出演:ジェイソン・シュワルツマン、キャロル・ケイン
2024年|アメリカ|111分|英語|F-1.78|カラー|5.1ch|日本語字幕 中沢志乃
©︎ 2024 Between The Temples, LLC. All Rights Reserved.
配給・宣伝:ロングライド
X:@longride_movie
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。