マイリー・サイラスが、チャペル・ローンを擁護する発言を行った。
マイリー・サイラスが、ハーパーズ・バザー誌のインタビューに登場。マイリーは人気沸騰中であると同時に批判の渦中にもいる新たなスター、チャペル・ローンを支持し、音楽ファンに対して彼女への厳しい態度を改めるよう呼びかけた。チャペルはマイリーの熱烈なファンとして知られ、今年の夏にはポッドキャスト番組「The Comment Section」でも(小学4年生で)初めて行ったライブがマイリーの公演だったと話している。
マイリーは「人々が彼女に厳しくしないよう願ってるよ」「スマホやInstagramがある中でこの業界に入るのは本当に大変だと思う。それらは私の人生に常にあったわけではないし、今も私は関与していないの。自分のInstagramのパスワードさえ知らないよ」と、この時代にポップスターとして生きるチャペルの困難に寄り添う姿勢を見せていた。
チャペル・ローンが批判を受けた理由とは
8月、チャペルは自身のTikTokにおいて「質問に答えてよ。ちょっと考えてみて。街で見かけた普通の女性に、車の窓から大声で呼びかける?」「公共の場でその女性を困らせる?知らない女性に近づいて『写真撮っていい?』と聞いて、彼女が『嫌だよふざけないで』って言ったら、その女性に怒るの?」と、ファンの街中での行動に苦言を呈した。
さらに「彼女が自分の時間を優先して、あなたの時間に応じないと言ったら、それを不快に思う?」「彼女の家族をストーカーする?彼女を追い回す?彼女の人生を分析しようとしてネットでいじめる?彼女はあなたがまったく知らない女性で、彼女もあなたをまったく知らないんだよ。彼女がいい人だとか、悪い人だとか、勝手に決めつける?ネットで読んだことが全部本当だと信じる?私はただのそこらの人間、あなたもただのそこらの人間。そうちょっと考えてみて、わかった?」と批判を続ける。
そして「写真や時間、ハグを求められて断るのが自己中心的だと思われても、まったく気にしないよ」「そんなの普通じゃない。おかしい。ネットで見たり、作ったアートを聴いたりするだけでその人を知っていると思うなんておかしい。それって本当に変だよ!私は気持ち悪い行動に『NO』と言う権利があるの、分かる?」と、他人から多くを求められることに不快感を示していた。
こうしてチャペルは、自身がポップスターだからといって、ファンが街で彼女を困らせたり、許可なく写真を撮ったりする権利を持つわけではないと主張したのだが、これが一部のファンの反感を買い、SNSで批判を受けることとなったのだ。
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。