世界最大級のポップ・カルチャーイベント「東京コミックコンベンション2024 (以下「東京コミコン2024」)」が、12月6日(金)から12月8日(日)まで開催中。最終日となる12月8日、マッツ・ミケルセンとヒュー・ダンシーが「セレブステージ」のゲストとして壇上に上がった。
「東京コミコン」は、海外セレブ俳優との交流を主としたエンタメファンにはたまらないイベント。5月の「大阪コミコン」に続き、ファンが心待ちにしていたイベントだ。
「ハンニバル」コンビが登場!!
イベント最終日、ステージには1ステージ目から豪華コンビが会場を盛り上げた。「ハンニバル」で共演したことでおなじみのマッツ・ミケルセン(ハンニバル・レクター役)とヒュー・ダンシー(ウィル・グレアム役)だ。
「ハンニバル」コンビ#マッツ・ミケルセン & #ヒュー・ダンシー
降臨!!!!❤️?❤️?#MadsMikkelsen #HughDancy#東京コミコン2024 #東京コミコン #TokyoComicCon pic.twitter.com/hFkwQ1xoIV
— エンタメ最新情報|??́?(ヨダセア) (@sea_movies) December 8, 2024
今年は「ハンニバル」シーズン2の10周年。シーズン2では各話のタイトルが日本の懐石料理名だったことにちなんで、ふたりには“シーズン2の思い出と好きな日本食”が尋ねられた。
ダンシーはシーズン2の思い出として「間違いなく最終話だ。最後のキッチンのシーンだよ。マッツもアビゲイルもいて、血まみれだったよね。あのシーンは長尺だった。最近そのシーンを見直したんだけど、難しいと同時に美しいシーンだったよ。あの日は夜通しの撮影だったけど、シーズンの集大成となるシーンということで思い出深いよ」と最終話の撮影を回想。
ミケルセンは「ヒューと同じになるけど、シーズン2最終話だね。もちろん強い理由があって、視聴者の皆さんに正しい印象を提供できたというドラマ面での成功もある。でももうひとつ、最後に僕はキッチンをきれいにして、その後、外の雨に打たれて顔も洗い流すことになるんだけど、あの時『気温-30度か?』ってくらい寒かったんだよ。本当に雨が冷たくて、辛かったのに50テイクも撮影したんだ」と壮絶な撮影だったからこそ思い出深くなったことを明かした。
また、好きな日本料理としてはダンシーは「昨夜マッツと一緒に神戸牛を食べて、好きな食べ物ランキングのダントツ1位になったよ。でも和食ならなんでも好きだよ」と日本食を気に入ったことを教えてくれた。
ミケルセンは「ヒューと同じように和食がなんでも好きで、食べた神戸牛が最高に美味しかったことに賛成だけど、やっぱり僕は寿司だね、今日食べて明日食べて明後日食べたっていいくらい」と寿司への深い愛を口にしていた。
「ハンニバル」の壮絶なシーンはふたりとも平気!
ハンニバルでの互いの第一印象について聞かれたふたり。
ダンシーは「元々知り合いだったんだけど、『ハンニバル』でいうと最初のセットはトロントの真夜中だったな。マッツは出番がないけどセットに来てくれたんだ。当時ブライアン・フラー(製作・脚本)がいて、僕は血まみれで演技をしていたんだけど、そこに来たマッツは教授みたいな格好でセーターを着ていて、『ああ~なるほどね』って感じだったな」とマッツの風格を見てドラマの雰囲気を実感したようだ。
対するミケルセンは「ぼやけた記憶でヒューほどしっかりは覚えていないけど、総合的な話でいうと、僕は外国人(デンマーク人)だから、どのように英語を話すかに気をつけているんだ。セットで話すヒューの話し方を聞いて『待てよ、ヒューは突然アメリカ人になったのか!?』と思ったよ。そうしたらまたイギリス人の話し方に戻ったから脚本を確認したら、小さな字でウィルはアメリカ人だと書いてあった。『そうだ、僕らは俳優だったんだ』と思い出したよ(笑)」と、ダンシーの巧みなアクセント使いに感心したという。
撮影現場に行くと内臓やら遺体やら過激な小道具が毎回転がっていただろうことについて、ファンから「私生活に影響はなかったか」と心配する質問が。
ダンシーは「僕には全く影響はなくて、むしろ楽しかったよ。ドラマなんだから、現実世界とかけ離れて気持ち悪いほど成功するわけで。クオリティが高くて毎回楽しんでいたよ。特に被害者の人たちを見るのはとても楽しかったよ(笑)骨をノドに突っ込まれたチェロマンのモデルもとても良くできていたし、旧知の友人が出演していて、顔をめくられた時に彼の顔が見えた時は『ああ君か!いつもと違う格好だね』なんて冗談を言ったよ(笑)」と、残酷な描写は意に介せず楽しそう。それより「殺人シーンの再現で、下を見ずに後ろ歩きするのが大変だった」と苦労話を打ち明けていた。
ミケルセンも続けて「僕もまったく影響なし!日常からしたらクレイジーな角度から人間の状態を見せると言うアプローチだったから、もう何でもありな感覚で現実味から離れた表現だった。本当に楽しかったよ」とこちらも問題なしの様子だった。
今年のデンマーク語講座は超上級!?
昨年「I love you」のデンマーク語を教えてくれたミケルセンだが、今回もその続きとしてファンから「あなたに会えて嬉しい」を教えてほしいとのファンリクエストがあった。これに対してマッツも“ニュアンスの似たデンマーク語表現”を教えようとしてくれたのだが、今回の言葉は「I love you」に比べて非常に難しく通訳士も観客もタジタジ。
するとミケルセンは「言葉の代わりにこうすることもあるよ」と投げキッスでファンサービス。融通のきいたパフォーマンスをしてくれた。
#マッツ・ミケルセン のデンマーク語講座
〜<あなたに会えて嬉しい>編〜
超上級者向け!!!
結果、投げキッスをしてくれました?#東京コミコン2024 #東京コミコン #TokyoComicCon #MadsMikkelsen pic.twitter.com/kyBVpimyMm
— エンタメ最新情報|??́?(ヨダセア) (@sea_movies) December 8, 2024
フォトギャラリー
(イベント詳細については公式WEBサイトへ:https://tokyocomiccon.jp/)
イベント概要
【東京コミコン 2024】
名称:東京コミックコンベンション2024(略称:東京コミコン2024)
会期:
2024年12月6日(金)11:00~19:00
7日(土)10:00~19:00
8日(日)10:00~18:00 ※開催時間は変更となる可能性あり。
会場:幕張メッセ(〒261-0023 千葉県千葉市美浜区中瀬 2-1)1ホール〜5ホール
※ホールは変更となる可能性あり。
主 催:株式会社東京コミックコンベンション、東京コミックコンベンション実行委員会
問合せ先:東京コミックコンベンション事務局(info@tokyocomiccon.jp)
©2024 Tokyo comic con All rights reserved.
<イベント内容>
・国内外映画、コミックなどの最新情報公開
・企業出展(限定・先行商品の販売、グッズの展示など)
・実際に映画で使用されたプロップ(小道具)や、レアグッズの展示
・最新技術を使った様々なコンテンツの体験
・海外セレブ俳優との交流
・ステージでのライブやパフォーマンス
・コスプレイヤーとの交流、コンテスト
・漫画家やイラストレーターの作品展示や販売、「アーティストアレイ」
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。