世界最大級のポップ・カルチャーイベント「東京コミックコンベンション2024 (以下「東京コミコン2024」)」が、12月6日(金)から12月8日(日)まで開催中。2日目となる12月7日、「祝!バットマン 85 周年 We Love DC! スペシャル・ステージ」が開かれ、ベン・マッケンジー(ベンジャミン・マッケンジー)、モリーナ・バッカリンが「セレブステージ」のゲストとして壇上に上がった。
「東京コミコン」は、海外セレブ俳優との交流を主としたエンタメファンにはたまらないイベント。5月の「大阪コミコン」に続き、ファンが心待ちにしていたイベントだ。
気合い入りまくりのコスプレイヤーやスタッフが大立ち回り!
今回のコミコンでは「バットマン」の85周年を記念したステージ「祝!バットマン 85 周年 We Love DC! スペシャル・ステージ」が実施。DCファン、DCキャスト、そしてDC新作(『ニンジャバットマンVSヤクザリーグ』)のPRによる、DCだらけのスペシャルな時間が提供された。
まずはジョーカーとバットマンに扮したコスプレイヤー(中身はスタントチーム)らがバトルアクションを展開し盛り上げる。バットマン役の本物のケイシーファイティングメソッドを学び、地元で指導も行っているという。
その後、『ニンジャバットマンVSヤクザリーグ』のPRで、バットマン役(声)の山寺宏一や製作陣が登壇。次に控えていた「神の雫/Drops of God」ステージに“山P”こと山下智久が登場予定であることにかけて「山Pです!」と登場した山寺宏一が、今作を「世界に誇れる作品」と紹介し、「劇場公開したいキャンペーンに来た!」と宣言するなど、熱いPRを見せた。
その後、さまざまなDCキャラクターに扮した大量のコスプレイヤーたちに続いて、登壇したのは来日ゲストであるベン・マッケンジーとモリーナ・バッカリン。DCコミックスをもとにしたドラマシリーズ「GOTHAM/ゴッサム」(以下「GOTHAM」)で共演し、夫婦としても知られているふたりの登場で、ステージ上はまさにDC愛とDC関係者であふれるゴージャスな舞台として完全に仕上がった。
ふたりが「GOTHAM」で好きなキャラクターは?
「GOTHAM」でジム・ゴードン警部(「バットマン」の名キャラクター)の若き日を演じたベン・マッケンジーは「僕が演じるにあたって大切にしたのは、ジム・ゴードンがどのような子ども時代を過ごしてきて、軍人を経験して、ゴッサムを愛していたのか…それがどうしてなのかを考え、知ることによってより若い時代のジム・ゴードンの演じることができたんだ」と回想。
ゴードン以外の好きなキャラクターについて聞かれると、彼は「ジムが(悪役の)クレイフェイスに乗っ取られてしまったところを演じた時は、同じ姿だけど極悪のタフガイを演じられて、とても楽しかった」と振り返った。
モリーナ・バッカリンは「キャメロン(・モナハン)が演じたジョーカーが出てきたエピソードはどれもワイルドで狂っていて、一般放送のテレビ番組でここまでやるのかと思わされたよ」と振り返り、ジョーカー以外で気に入っているのは「夢を見させるキャラクター…スケアクロウかな」と語っていた。
ドラマでの出会いから結婚へ
「GOTHAM」での共演がきっかけで結婚したふたり。ドラマの中での結婚と実生活が重なった経験について尋ねられると、マッケンジーは「実はあのエピソードを書いたのは僕だからね。リーの『Do you love me?』というセリフも、モリーナに言ってもらいたくて書いたんだ」と赤裸々に告白。するとバッカリンは「リアルならあんな言い方しないからね」と笑っていた。
舞台上でも仲睦まじい様子を見せたふたりは「夫婦円満の秘密は?」と聞かれるも、バッカリンは「秘密(笑)20年経ったら答えるよ」といたずらっぽく笑う。マッケンジたーは「日本では“子はかすがい”って言うんでしょ。僕らには3人の子どもがいるから、そのおかげもあって結婚生活は幸せだよ」と補足した。
他の人気作品についての質問も
人気ドラマシリーズ「The OC」でも知られるマッケンジーは、今作で思い出深かった出来事を尋ねられた。「思い出深いことね…」と考えるマッケンジーにすかさず「まずは私に会ったし、それから…?」と笑うバッカリン。「君に会ったことに加えて(笑)、…初めてお給料をもらえたことかな」とマッケンジーは語り、微笑ましいやりとりを見せてくれた。
「サウスランド」のファンからマッケンジーへは「LA市警からゴッサム市警に赴任が決まったときどう思いましたか」というユニークな質問が。マッケンジーは「LA市警の方が警察としては怖いなと思った。ゴッサム市警にはない怖さがあるよね」と笑った。
『デッドプール』シリーズのヒロイン・ヴァネッサ役で知られるバッカリンには「『デッドプール&ウルヴァリン』の後、ヴァネッサはデッドプール(ウェイド)のもとへ戻りましたか?」との質問が。口元に指を持っていき、その仕草でファンを魅了したバッカリンは「ハッキリ答えることはできないな、ふたり複雑な関係性だから…解決できるのかできないのか、わからないところがあるよね。でも私としてはうまくいっているといいなと思うよ」と願望を語った。
さらにヴァネッサがコミックでは「コピーキャット」というキャラクターになることを知るファンから「映画にコピーキャットとして戻ってほしい」とのリクエストが。バッカリンは「契約書があればいつでもサインするよ」とニヤリ。会場は大いに盛り上がっていた。
豪華セレブが集結した「東京コミコン2024」は12月6日(金)から12月8日まで開催。
(詳細については公式WEBサイトへ:https://tokyocomiccon.jp/)
イベント概要
【東京コミコン 2024】
名称:東京コミックコンベンション2024(略称:東京コミコン2024)
会期:
2024年12月6日(金)11:00~19:00
7日(土)10:00~19:00
8日(日)10:00~18:00 ※開催時間は変更となる可能性あり。
会場:幕張メッセ(〒261-0023 千葉県千葉市美浜区中瀬 2-1)1ホール~5ホール
※ホールは変更となる可能性あり。
主 催:株式会社東京コミックコンベンション、東京コミックコンベンション実行委員会
問合せ先:東京コミックコンベンション事務局(info@tokyocomiccon.jp)
©2024 Tokyo comic con All rights reserved.
<イベント内容>
・国内外映画、コミックなどの最新情報公開
・企業出展(限定・先行商品の販売、グッズの展示など)
・実際に映画で使用されたプロップ(小道具)や、レアグッズの展示
・最新技術を使った様々なコンテンツの体験
・海外セレブ俳優との交流
・ステージでのライブやパフォーマンス
・コスプレイヤーとの交流、コンテスト
・漫画家やイラストレーターの作品展示や販売、「アーティストアレイ」
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。