パブリックドメイン入りしたキャラクターが新たな姿で帰ってくる。世界中で愛されるミッキーマウスが、まさかのスラッシャー映画の殺人鬼として登場する。
ついに解禁! 血に染まったミッキーの姿
2024年に製作された『マッド・マウス ~ミッキーとミニー~』は、1928年の短編アニメ『蒸気船ウィリー』でデビューしたミッキーマウスの著作権切れを受けて製作された作品だ。2023年末に米国での著作権保護期間が終了したことを機に、史上初となるホラー映画化が実現した。
この度解禁された特報映像は、誰もが知る『蒸気船ウィリー』の映像から始まり、「ミッキーは好きかい?」という不気味な問いかけとともに展開していく。映像では、誕生日を迎える主人公のアレックス(ソフィー・マッキントッシュ)とその友人たちが、ゲームセンターで楽しく過ごす様子から一転、謎の人物の出現により悪夢のような展開へと変貌していく。
【動画】血まみれのミッキーが狂気の笑みを浮かべる衝撃の特報映像
著作権切れを意識した挑発的なビジュアル
同時に公開されたポスタービジュアルでは、返り血を浴びたミッキーの顔が印象的に描かれている。誰もが知るお城をバックに「夢の国はつまらない…」という挑発的なメッセージが浮かび上がる。タイトルロゴには、あえて赤と黄色という誰もが知る配色とお馴染みのフォントを採用し、著作権の境界線を巧みに攻めた作りとなっている。
作品情報
<STORY>
悪夢のようなアトラクションで、ボクと一緒に遊ぼうよ
21歳の誕生日を迎えるアレックスは、バイト先のゲームセンターで店長から残業を頼まれ、夜遅くまで働くことに。一人きりの店内で不気味な人影を目撃した彼女は恐怖心を募らせるが、旧友たちによる誕生日祝いのサプライズパーティーであったことを知り安堵する。だが、楽しい時間も束の間、彼女たちの前に謎の”ヤツ”が出現。アトラクションを楽しむかのようにデスゲームを開始し、次々と血祭りにあげていく……!!
タイトル:マッド・マウス ~ミッキーとミニー~
原題:MOUSE TRAP
監督:ジェイミー・ベイリー
脚本:サイモン・フィリップス
出演:ソフィー・マッキントッシュ、マッケンジー・ミルズ、サイモン・フィリップス、カラム・シウィック
日本公開:2025年3月7日(金)
2024年|カナダ|英語|94分|カラー|5.1chデジタル|スコープサイズ
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公式サイト:www.hark3.com/mm
フリーライター(tvgroove編集者兼ライター)。2019年に早稲田大学法学部を卒業。都庁職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)においても映画に関する発信を行いながら、YouTubeチャンネル「見て聞く映画マガジンアルテミシネマ」にて映画情報・考察・レビュー動画などを配信したり、映画関連イベントの企画・運営も行っている。