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ハリウッド女優らが現場で体験するセクハラや嫌がらせの実態が明るみに…!? ブレイク・ライブリーに続き、ケイト・ベッキンセイルも自身の経験を告白・・ 苦情を言った瞬間から嫌がらせが始まる

ケイト・ベッキンセイル NEWS
ケイト・ベッキンセイル (DFree / Shutterstock.com)

ブレイク・ライブリーが共演者兼監督を性的嫌がらせの疑いで提訴した件に触発され、ケイト・ベッキンセイルも自身の経験を赤裸々に語った。

ブレイク・ライブリーが現場で受けたセクハラの数々とは

ブレイク・ライブリーは、映画『ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US』で共演兼監督を務めたジャスティン・バルドーニを相手取り、性的嫌がらせの疑いで提訴した。

訴状では、バルドーニがブレイク・ライブリーに対して他の女性のヌード画像や動画を見せたこと、事前の話し合いなしに即興で肉体的な親密シーンを演じたこと、彼女が裸でいるトレーラーに入ってきたこと、さらには彼女のセックスシーンを「友人」が見学できるようにしたことなどが記されている。

さらにバルドーニは、その後彼女の評判を傷つけるための中傷キャンペーンを展開したとされている。

これに対し、バルドーニ側の弁護士は、ライブリーの訴えを「虚偽であり、悪意のある中傷」と全面的に否定。さらに、撮影中のライブリーの問題行動が映画の興行成績に悪影響を与えたと反論した。

しかしブレイク・ライブリーは追及の手を緩めない。最初の告発から2週間たった2024年大晦日、彼女はバルドーニ、エイベル、ネイサン、さらにはバルドーニの制作会社を被告として新たな訴訟を提起。彼女が経験したとされるすべての損害について金銭的賠償を求めている。

ケイト・ベッキンセイルも壮絶な体験

このブレイク・ライブリーの勇気ある行動は業界関係者やファンから多くの支持を得ているが、女優のケイト・ベッキンセイルもその一人だ。

ケイト・ベッキンセイルは、ブレイク・ライヴリーの件については直接関与することはなかったとしながらも、映画の現場で女性として経験したことを自身のインスタグラムで語った。

常に酔っぱらっている共演者

ケイト・ベッキンセイルは、ある撮影現場で常に飲酒している共演者がおり、それが自身や映画の制作に悪影響を及ぼしていると周囲に問題提起したことがあったという。

「共演者が毎日酔っていて、何かしらの問題を抱えているのだろうと同情しているが、彼が台詞を覚えるのに毎日6時間待たなければならないのは本当に難しいと感じている」「そのせいで、映画の間中、娘に夜会うことができなくなっている」と述べた。

しかしこの発言によって、ベッキンセイルは『あのクソ女(that c–t)』と呼ばれるようになった。さらに嫌がらせなのか、彼女は待ち時間を利用するために自転車を与えられたという。

また、過去に厳格なダイエットと運動プログラムを課された結果、生理が2回止まったことも明かした。

さらに、2つの映画のアクションシーンで、それぞれの俳優との対決中に「安全ではない」と感じたが、MRI検査を受けて自分が本当に負傷していることを証明しなければならなかったという。

問題を訴えると、あなたを完全に破壊しようとする「機械」が動き出す

しかしベッキンセイルは、個人を名指しして批難するのではなく、問題は業界内で女性が正当な理由で不快、有害、侮辱的な行為について苦情を申し立てた際に生じる「機械的な反応」にあるという。

ベッキンセイルは、問題を提起したことで「ガスライティング(些細な嫌がらせを継続的行うこと)され、自分が問題だと感じさせられ、孤立させられた」と語る。キャストの夕食会に呼ばれなかったり、問題を提起した後から口をきかれなくなったりしたことがあったそうだ。

さらに、共演者だけでなく、彼女自身が雇ったスタッフからも問題を抱えたという。「私が雇った広報担当者によって、流産の翌日に写真撮影を強制されたこともあります。」彼女が撮影を拒否しようとすると「そうしなければ訴えられる」と脅されたという。

新たな変化に期待

ベッキンセイルは、これが自身のキャリアを通じて経験したすべてではないとしつつも、女性の扱いに関する状況が変わりつつあることや、ライヴリーのように声を上げる女性たちが他の人々にとってもインスピレーションとなっていることに感謝しているという。

ネットでは「犯人」さがしも・・とんだとばっちりを受けたのは?

ちなみにこのケイト・ベッキンセイルの発言を受け、ネット上では「撮影現場で常に飲酒している共演者」が誰なのか、特定しようとする動きが発生。あるファンが映画『パール・ハーバー』で共演したベン・アフレックではないかと推測した。

すると、ベッキンセールはコメント欄でその誤解を解くために登場。アフレックを「毒のある現場」で自分を守ってくれた支持者の一人だと述べた。

衣装が破られ、ウィッグが引き裂かれる! 報告すると驚きの展開が

さらに彼女は、自身の論点をより明確にするために、ある俳優に衣装を破壊されるなどの暴行を受け、それを報告した際のエピソードを共有した。

「誰がそうだった、誰がそうでなかったかについてこれ以上具体的な詳細には触れません。正直に言えば、最も問題なのは俳優たちではなく、問題や虐待を報告することで想像を超えるほどの罰を受けることだったからです」

「そこがポイントです。みんな『なぜ誰かに話さなかったのか』と言いますが、実際には私たちはエージェントやマネージャー、そしてスタジオの責任者に伝えてきました。それに加えて、通常30人から100人が目撃していることもあります。特定の事件では、ある俳優が私に対してあまりにも乱暴だったため、衣装の一部が破られ、ウィッグが引き裂かれた上、体中にあざを作り、息ができなくなり、死ぬほど恐ろしい思いをさせられました」と彼女は主張した。

「現場の全員が非常に心配し、セットを数時間閉鎖し、本当に動揺していました。しかし、母に促されてスタジオの責任者に電話をした瞬間、すべてが一変しました。私が苦情を申し立てた瞬間から、罰せられ、孤立させられ、『何も言わなければよかった』と願わずにはいられませんでした。それは本当に間違っていて、そもそもこの動画を作った理由の全てです」

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※また別のコメントで、彼女は『トータル・リコール』で共演したコリン・ファレルに関する話ではないと否定した。

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