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大谷翔平やジャスティン・ビーバーが通う高級日本食レストラン、奇跡的にLA山火事の被害を回避 – わずか3キロ先は焼け野原

(左)大谷翔平、(右)Nobu Malibu NEWS
(左)大谷翔平 photo: Conor P. Fitzgerald / Shutterstock.com、(右)Nobu Malibu photo: noburestaurants / Instagram

ロサンゼルスで発生した大規模な山火事は、多くの人々の生活や財産に甚大な被害をもたらしているが、その中で奇跡的に被害を免れた場所がある。それが、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手やジャスティン・ビーバーなどのセレブたちも訪れることで知られる、高級日本食レストラン「Nobu Malibu」だ。

「Nobu」は、世界的なシェフである松久信幸氏が展開する高級日本食レストランチェーンで、全米および海外に多くの店舗を構えている。

その中で今回話題となっている「Nobu Malibu」は、多くのセレブや富豪たちが住むマリブの海岸沿いにある店舗だ。太平洋を一望できる絶好のロケーションに位置し、サンセット時には、水平線に沈む夕日を眺めながら食事を楽しむことができる。

Nobuはセレブたちが頻繁に通うお店としても知られ、レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリー、ジャスティン・ビーバーとヘイリー・ビーバー、ビヨンセとジェイ・Z、トム・クルーズ、セレーナ・ゴメス、ジェニファー・ロペス、テイラー・スウィフト、ドウェイン・ジョンソン(ザ・ロック)、クリス・エヴァンス、マーゴット・ロビー、カーダシアン一家など、多数のセレブが常連客となっている。

 

大谷翔平選手がデコピンと一緒にNobuで食事

またロサンゼルス・ドジャース大谷翔平選手もNobuのファンのようで、松久オーナーのインスタグラムには、大谷選手が愛犬デコピンとNobuを訪れた際の写真が公開されている。

さらに松久オーナーは昨年4月、ドジャースタジアムでの試合で始球式を務め、大谷翔平選手とチームメイトの山本由伸選手とのスリーショットを披露。昨年7月にはドジャースの奥さま会がこのレストランで開催され、真美子夫人が参加し、松久氏がそのホスト役を務めたという。

そんなセレブに愛されるNobuだが、Nobuがあるマリブは、今回の山火事の発生源といわれ最大の被害を及ぼしているパシフィック・パリセーズ地区のすぐ西隣にあり、今回の火災では大きな被害が及んでいる。

海岸沿いにはパシフィック・コースト・ハイウェイ(PCH)というアメリカ屈指の絶景ドライブウェイがあり、豪華な邸宅や有名なレストランが並んでいるのだが、それらが見るも無残な姿で焼失してしまった映像が報道で伝えられている。

そんな中、マリブでもひときわ有名なNobu Malibuだけに、火災発生直後から「Nobuは大丈夫か」と心配する声が相次いだが、驚くべきことに、レストラン自体はほぼ全く被害を受けていないことが確認された。

 

奇跡 「どうしてここだけ」

近隣の建物が炎に包まれる中、このレストランが被害を免れたことに対して、多くの地元住民が驚きを隠せない。

「周囲の建物が次々と燃えていく中で、どうしてここだけ無傷だったのか分からない」と話すのは、近隣に住む住民の一人である。ある人は、「これほどの火災で無事でいられるなんて、本当に奇跡だと思う」と語っている。

 

わずか2マイル先は焼け野原

実際、Nobuが無事であったのは、火災が激しい場所から少しだけ離れた場所に位置していたのが幸いしたようだ。

Nobuのオーナーシェフ松久信幸氏は、今回の山火事に関する惨状を自身のSNSで伝えた。マリブビーチ沿いに位置する「NOBU Malibu」からわずか約2マイル(約3.2キロ)先に広がる、焼け野原になってしまった地区の動画を投稿。その投稿に祈りを表す絵文字を添えた。

 

消防隊も尽力

またMailOnlineによると、消防隊がレストラン周辺の防火に尽力したことも被害を免れた要因の一つであると指摘されている。松久氏も、「近隣の被害に心を痛めている」と述べながら、「消防隊の方々には感謝してもしきれない」と感謝の意を表している。

Nobu Malibuにて待機する消防隊員たち(therealnobu / Instagram ストーリーズより)

 

【動画】Nobu近くで消防隊が火災を防ぐために作業、すぐ近くまで炎が迫っている

 

セレブが愛した場所がつぎつぎに焼失

また、別のセレブ御用達スポット「Soho Little Beach House Malibu」も無事であることが確認されている。このクラブは、ジェニファー・アニストンジム・キャリーといったセレブリティたちが頻繁に訪れることで知られている。

一方で、マリブの「Reel Inn」「Gladstones」など、地元の人々や観光客に愛されていた多くのレストランが焼失した。「Reel Inn」は有名なテレビ番組『The Chew』や『Man vs. Food』で紹介されたことがあり、シンディ・クロフォードパリス・ヒルトンジェリー・サインフェルドミシェル・ファイファーなどのセレブリティも訪れる名所であった。また、トパンガ牧場モーテルやパリセーズ村の「Rosenthal Wine Bar & Patio」「Cafe Vida」「Vittorio」「Casa Nostra」といった場所も火災で失われた。

人気レストラン「The Reel Inn」が焼失

 

Nobuの常連・あの「お騒がせ一家」も避難

ロサンゼルスで発生中の大火災は1月13日現在もまだ収まる気配を見せておらず、被害はさらに広がる可能性がある。現在までに死者11人、被害を受けた建物は1万棟以上、被害総額は20兆円を超えると伝えられている。

そんな中、Nobuの常連であるカーダシアン家キム、クロエ、コートニー・カーダシアン、クリス・ジェンナー、カイリー・ジェンナー、ケンダル・ジェンナーらがヒドゥンヒルズやカラバサスの豪邸から全員避難したと伝えられた。

彼女たちが再びNobuで楽しく食事ができる日はいつになるだろうか。

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