MUSIC/ARTISTSNEWS

「FireAid」ロサンゼルス山火事復興支援コンサート1/30開催へ! 50組以上のアーティストが参加を希望、2つのアリーナを使った大規模イベントに

FireAidの会場の1つ「ザ・フォーラム」 MUSIC/ARTISTS
FireAidの会場の1つ「ザ・フォーラム」 photo:Walter Cicchetti / Shutterstock.com

FireAidとは?

米カリフォルニア州ロサンゼルスで発生した山火事が甚大な被害をもたらしていることを受け、被害者を支援するためのチャリティコンサート「FireAid」が2025年1月30日に開催されることが発表された。

音楽業界の著名な人物であるアーヴィン・アゾフ、シェリー・アゾフらアゾフ家が主催し、Live NationとAEG Presentsが協力して開催されるこのイベントは、音楽と連帯の夕べとして位置付けられ、南カリフォルニアで発生した山火事の被災地復興と、未来の火災防止への取り組みを支援することを目的としている。

「FireAid」の収益は、今回のイベントのために設立された非営利団体に寄付され、被災地のインフラ再建、避難を余儀なくされた家族への支援、火災防止技術や戦略の開発促進などに役立てられる。

 

参加希望アーティスト、50組を超える

TMZが伝えたところによると、当初24枠のアーティストの出演を予定していたが、発表後から予想を超える50組以上のアーティストやバンドが参加を希望。主催者側は規模を拡大して実施する方向のようだ。

また最初の発表では、会場はイングルウッドのインテュイット・ドームと伝えられたが、その近くに位置するザ・フォーラムも会場として追加されたとのことで、2つのアリーナを使った巨大なイベントになりそうだ。

 

出演はロサンゼルスを拠点とするアーティストたち

さらに、パフォーマンスはライブストリーミングされる予定で、より多くの人々が支援に参加できる仕組みが準備されているという。

出演者は現在調整中で、まだ具体的なアーティスト名などは明かされていないが、すべてロサンゼルスを拠点として活動するアーティストになるという。

 

広がる支援の輪

1月7日に発生したロサンゼルスの山火事は乾燥した強風にあおられ急速に被害を拡大。15日現在、まだ全面的な鎮火には至っておらず1万件以上の建物が破壊、18万人に避難命令が出た。

この火災により、エンターテイメント業界の関係者や俳優、タレントたちにも大きな被害が及んでいる。

アンソニー・ホプキンズ、ジョン・グッドマン、マイルズ・テラー、ビリー・クリスタル、メル・ギブソン、アダム・ブロディ/レイトン・ミースター、スペンサー・プラット/ハイディ・モンタグ、パリス・ヒルトン、アンナ・ファリスらの住居が焼失したと報道されている。

自宅が焼失したことを報告するパリス・ヒルトンが投稿した映像

また火災の影響により、映画やテレビ番組の収録が中断。スポーツイベントや授賞式イベントも延期や会場の変更を余儀なくされるなど、ロサンゼルスの花形産業であるエンターテイメントビジネスも大きな打撃を受けている。

しかし復興に向けた行動と団結はすでにはじまっており、多くの企業や著名人による支援の表明が相次いでいる。

「FireAid」も被災地の復興を支援し、ロサンゼルスの住民に希望と連帯をもたらす大規模なイベントになるだろう。チケット情報や出演アーティストの発表が待たれる中、今後の展開に注目が集まっている。

tvgrooveをフォロー!