映画およびテレビの優れた作品・俳優・スタッフを称える、第30回クリティクス・チョイス・アワードが現地時間2月7日、米カリフォルニア州サンタモニカで開催された。その夜、最も感動を呼んだのは、戦国スペクタクル・ドラマ『SHOGUN 将軍』で助演女優賞を受賞した穂志もえか(ほし もえか)のスピーチだった。
涙・涙のスピーチで会場が感動の渦に
『SHOGUN 将軍』での繊細かつ力強い演技が高く評価され、見事、助演女優賞を獲得した穂志もえか。深紅のロングドレスに身を包み、ステージに登場した彼女は、涙をこらえきれない様子でスピーチを開始。
【動画】穂志もえか 助演女優賞を受賞、涙のスピーチ
#ShogunFX stars Tadanobu Asano and Moeka Hoshi win Best Supporting Actor & Actress in a Drama Series at the 2025 #CriticsChoiceAwards pic.twitter.com/y4HrteqLpG
— The Hollywood Reporter (@THR) February 8, 2025
「ありがとうございます。本当に…泣いてしまいます。すみません、私は泣き虫なんです。」
言葉にならないほどの感動がこもった一言に、観客は静かに耳を傾けた。
「私は日本から来ました。初めまして。クリティクス・チョイスの皆さん、そして『将軍』に関わったすべての方々に感謝します。キャストとスタッフ一人ひとりを代表して、ここに立っています。皆さんが大好きです。本当にありがとう!」
さらにスピーチでは、最近のカリフォルニア州の山火事にも触れ、ロサンゼルスへの特別な思いを語った。
「この街が火災によってどれほど変わってしまったかを見て、ショックを受けました。家や大切な人を失った方々に心からお悔やみを申し上げます。でも、どうか一人ではないことを忘れないでください。」
彼女の言葉に、会場は深い感動に包まれ、歓声と拍手が巻き起こった。
「日本からも、いつも皆さんのことを思っています。心はいつもそばにあります。ありがとうございます!」
スピーチの最後には、少し照れくさそうにこう付け加えた。
「私の英語、ちゃんと伝わっていますように!」
彼女の自然体で愛らしい姿が観客の心を掴んだようだ。彼女の心からの言葉に、会場は深い感動に包まれ、大きな歓声が巻き起こった。
『SHOGUN 将軍』、最多4冠を達成
『SHOGUN 将軍』はこの夜、作品賞、主演男優賞(真田広之)、助演男優賞(浅野忠信)、助演女優賞(穂志もえか)の最多4冠を達成。日本人キャストが3部門を独占するという歴史的快挙となった。
主演を務めた真田広之は、「日本を正しく描くこと」に徹底的にこだわり、プロデューサーとしても作品を支えた。その姿勢が評価され、主演男優賞を獲得。また、助演男優賞を受賞した浅野忠信は、野心に燃える樫木藪重役で圧倒的な存在感を放ち、ゴールデン・グローブ賞に続く快挙を成し遂げた。
【動画】『SHOGUN 将軍』が作品賞を受賞
#ShogunFX wins Best Drama Series at the 2025 #CriticsChoice Awards pic.twitter.com/sR3zVXVO3V
— The Hollywood Reporter (@THR) February 8, 2025
『SHOGUN 将軍』は、すでに世界各国で絶賛され、数々のアワードを受賞している。第76回エミー賞では史上最多となる18部門で受賞。第82回ゴールデン・グローブ賞では最多4部門を受賞。テレビ批評家協会賞(TCA)では番組賞を含む4部門を受賞している。
『SHOGUN 将軍』は日本ではディズニープラスで独占配信中。
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