ベテラン俳優のハリソン・フォード(82)が、大きな授賞式の生中継中にユーモラスな失敗をしてしまった。
2025年2月23日(現地時間)、第31回SAG賞(全米映画俳優組合賞)の授賞式がロサンゼルスのシュライン・オーディトリアムで開催された。
“事件”は授賞式がスタートした直後におこった。「I am an actor」と題されたオープニング部分では、俳優たちが一人一人、自身の俳優としてのキャリアについて短く語る段取りとなっていた。
数名の俳優がスピーチを終えた後、順番は、Apple TV+のコメディシリーズ『シュリンキング:悩めるセラピスト』でハリソン・フォードと共演するジェシカ・ウィリアムズ(35)にまわってきた。
カメラの前でスピーチをはじめるジェシカだったが、そのすぐ後ろにはハリソン・フォードが座っており、ちょうど口にスナックを運んで食べようとしているところだった。
モニターで食べ物を口に入れた自分の姿が大写りになっていることに気づいたハリソンは「まずい」と思ったのか、ゆっくりとスナックを口から離し平静を装おうとする。
だが時すでに遅し。ハリソンほどのカリスマをもったベテラン俳優に会場の目が気づかないはずはない。会場からは笑いが漏れはじめる。
その状況に気づいたジェシカも笑いをこらえられずスピーチを中断。「私は彼(ハリソン)に向こう向いててって言ったのよ」「見ないでってね」と叫んだ。
【動画】「向こう向いていて」「見ないで!」と叱られたハリソン・フォード
自分よりはるかに若い共演者に叱られたハリソンはカメラに背中を向けるが、その様子もまた面白く、観客の間ではニヤニヤ笑いが止まらない。
ジェシカは気を取り直してなんとか最後までスピーチを続けるが、スピーチが終わった瞬間、なんと叱られて反省していたはずのハリソンがカメラを向いて、両手を広げて、おどけた様子でポーズ。
これにはジェシカもあきれた様子で、最後は二人で仲良く小突き合いながらスピーチは終わった。ハリソンの笑顔はとても無邪気で、共演者たちとの仲もとてもよいようだ。
御年82歳のハリソン・フォード。自分の出番でないところでも、こんなユーモアと人間味あふれる一面を披露してくれるとは、流石としかいいようがない。
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