2025年2月23日(現地時間)に開催された第31回SAG賞(全米映画俳優組合賞)授賞式において、セレーナ・ゴメスが主演するドラマシリーズ『マーダーズ・イン・ビルディング』のキャストが、SAG賞における最高位の賞であるアンサンブル賞(コメディシリーズ部門)を受賞した。
この快挙にもっとも驚いたのは、他でもない、主役を務めるセレーナ・ゴメスだった。
セレーナはまったく受賞を期待していなかったようで、自身のドラマの名前が呼ばれた瞬間、「WHAT?」と言って困惑した表情で立ち上がる。「うれしい」というより、「なんで?」という疑問の方がセレーナの思考を支配していたようだ。
【動画】SAG賞受賞がまったく信じられない様子のセレーナ・ゴメス
セレーナはステージに上がってもまだ受賞が信じられない様子。開口一番「私たちは決して勝たない。これは本当に変だ!」と率直な言葉を発した。
セレーナは当然、受賞スピーチも用意しておらず、何を言ってよいのか、わからない様子。とりあえず共演者のマーティン・ショートとスティーブ・マーティンが授賞式を欠席していることに触れ、「でも彼らは気にしてないのよ」と、受賞スピーチらしからぬことを言ってしまうが、その様子が面白く会場からは笑いが起こる。
その後、「何言っていいかわからない」と言葉に詰まってしまうセレーナ。共演のリチャード・カインドが「マーティンとスティーブに感謝することを忘れないで」と助け船を出すと、セレーナは思い出したように「マーティンとスティーブ、私を助け、育ててくれてありがとう」と述べ、なんとかスピーチらしく場を納めた。
バックステージでも興奮収まらず
しかしセレーナの驚きはステージを降りても続いていたようで、バックステージで撮られた動画では、セレーナがカメラマンたちに向かって「一度も受賞したことなかったのよ」と興奮しながら話している。なんとも健気でかわいらしい様子だ。
Selena Gomez and Molly Shannon backstage after #OnlyMurdersintheBuilding‘s win at the #SAGAwards. https://t.co/ZAPORR63Ac pic.twitter.com/fiGsvwMTpI
— Variety (@Variety) February 24, 2025
音楽業、俳優業と、長年、幅広い分野の第一線で活躍してきたセレーナ・ゴメスだけに、今回のSAG賞受賞に対して、これほどまでに驚くとは意外な感じもするが、裏返せば彼女がそれだけ純粋かつ謙虚に仕事に取り組んでいることの表れなのかもしれない。今回の受賞でセレーナ・ゴメスのことをもっと好きになったファンも少なくないだろう。
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